県議会開会日の提案説明
平成15年9月県議会定例会知事提案説明要旨

(8)環境対策

 次に環境対策についてであります。

 大型ディーゼル車の排ガス対策につきましては、国との協調助成による微粒子除去装置の装着への支援を進めておりましたが、国が6月に申請受付を打ち切ったため、申請できなかった県内の事業者に対しましては、県単独での助成を行うこととし、県内の環境保全と併せ、10月1日からの東京都などにおける通行規制にも対応した環境対策に万全を期することとしたところであります。

 また、地球温暖化対策についてでありますが、地球温暖化は人類の生存基盤そのものを揺るがしかねない問題であり、その最大の課題は温室効果ガスの大幅な削減であります。

 この課題を県民一人ひとりが認識し、地球にやさしい行動に取り組むことができるよう、12月の「地球温暖化防止月間」において、新聞・テレビ・ラジオ等を活用し、本県の地域の実情に応じた広報を展開することとしております。

 

(9) SARS対策

 次に、重症急性呼吸器症候群(SARS)対策についてであります。

 SARSにつきましては、7月5日までに、WHO(世界保健機関)から出されておりましたSARS流行地域の指定は、全て解除され、一応の終息をみたところでありますが、9月に入りまして、海外の一部地域では疑い患者の発生も報告されております。

 また、WHOなどの関係機関からは、冬季に再流行する可能性が指摘されておりますことから、引き続き、情報の収集や提供に努め、監視、相談体制等を維持していくとともに、仮設診療用施設として高機能テントを医療機関へ貸与することなどにより、県民の皆様が安心して生活できるよう、万全を期してまいります。


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