県議会開会日の提案説明
平成15年9月県議会定例会知事提案説明要旨

(11)高速道路の整備

 次に、高速道路の整備についてであります。

 高速道路の整備の見直しにつきましては、政府を中心に制度改革に向けた作業が進められており、今後、国土開発幹線自動車道建設会議の開催や、新組織による高速道路の整備の具体的な仕組みづくりなどが予定され、第二東名自動車道や中部横断自動車道の建設を左右する重要な時期を迎えようとしております。

 こうした中、去る7月30日には、愛知県、神奈川県、名古屋市とともに第二東名自動車道建設促進協議会の総決起大会を東京都内で開催し、8月28日にも、第二東名自動車道建設促進期成同盟会の促進大会を静岡市内で開催いたしました。

 国会議員や地元自治体の首長、経済界代表の方々など数多くの皆様の御参加のもと、第二東名自動車道の建設について、一層の理解を強く訴えるとともに、建設推進に向けたゆるぎない決意を表明し、併せて、関係機関への要望活動を実施したところであります。

 また、中部横断自動車道につきましては、8月8日に「中部日本横断自動車道の早期実現を求める総決起大会」を開催し、建設推進のための要望活動等を行ったところであります。

 県といたしましては、今後とも国の動向を注視しながら、あらゆる機会をとらえて、建設促進に向けて積極的な取組を行ってまいります。

 また、藤枝、掛川、磐田、浜名の国道1号有料4バイパスの無料化につきましては、国土交通省は、平成16年度予算の概算要求において、昨年12月の道路関係四公団民営化推進委員会の最終報告に沿って、日本道路公団が建設管理している「バイパス型」の一般有料道路を、国と県などで買い取る方針としたものと聞いております。

 県といたしましては、これまでも無料化を要望してきたところであり、9月補正予算で上程しております4バイパスの社会実験に取り組みながら、関係者とともに、無料化に向けて積極的に働きかけてまいりたいと考えております。


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