更新日:平成17年3月7日
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県議会開会日の提案説明 |
平成17年2月 県議会定例会知事提案説明要旨
【4.項目別重点施策】
(5) 世界に広がる、出会いと交流の基盤づくり
(世界に広がる“出会いと交流”の基盤づくり)
第5は、「世界に広がる、出会いと交流の基盤づくり」であります。
ア 観光交流産業の支援
まず、静岡ツーリズムを創生する観光交流産業の支援についてであります。
交流人口の一層の増大を図るため、愛・地球博を活用した観光キャンペーンをはじめとする誘客対策を展開するとともに、本県最大の観光地である伊豆地域の新たな観光ブランドの創生を目指し、地域と一体となった魅力づくりや情報発信を総合的に推進するなど、幅広い誘客対策に積極的に取り組んでまいります。
また、国際観光につきましては、国のビジット・ジャパン・キャンペーンと連携して、中国をはじめ、東アジア地域を中心とした誘客活動を実施するとともに、県内観光地の受入態勢の整備を促進するなど外国人観光客の誘致に取り組んでまいります。
イ 国道1号有料4バイパスの無料化
次に、国道1号有料4バイパスの無料化についてであります。
国において、県の負担も伴う直轄事業として、日本道路公団から4バイパスを買い取り、3月30日の22時から無料開放することとなりました。
無料化の実現により、沿線の生活環境の改善や交通安全の確保など、長年の願いがかなえられますとともに、本県の産業・経済への波及効果にも期待しております。
ウ 静岡空港
次に、静岡空港についてであります。
空港本体部の造成工事は、3月末までに約71パーセントの盛土工事が完了する予定であります。
また、用地の確保につきましては、昨年11月に土地収用法に基づく事業認定申請を行ったところですが、去る2月18日、19日の両日、島田市の市民会館ホールにおいて公聴会が開催されるなど、現在、国において審査が進められております。
静岡空港は本県の発展に不可欠な社会資本であるため、必ずや同法による事業認定をいただけるものと考えておりますが、並行して、4世帯の本来地権者の方々を優先して、話し合いによる円満解決に向けた努力を重ねているところであります。
また、空港運営会社の設立に関しては、本年1月から、10社の実務者レベルによるワーキングがもたれ、経営範囲など具体的な検討作業が行われているところであります。
県といたしましては、これらの企業と連携を図りながら、県民の皆様にとって、利便性が高く、競争力のある空港の実現に向けて着実に取り組んでいるところであり、今後とも、一日も早い開港に向けて努力を重ねてまいる考えであります。