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更新日:平成18年3月1日
平成18年2月 県議会定例会知事提案説明要旨【3 平成18年度当初予算】(1) 編成の基本次に、平成18年度当初予算につきまして御説明申し上げます。
平成18年度当初予算編成は、企業収益の改善に伴う県税収入の増収が見込まれますが、国における地方税財政の三位一体改革の中で県税を含めた一般財源総額が前年度並に据え置かれる一方で、社会保障費等の義務的経費の増加が見込まれる、大変厳しい財政環境下での編成となりました。
(2) 基本方針このような中で、「健全財政の枠組みの堅持」「新公共経営の視点からの戦略的な取組」「年間総合予算としての編成の徹底」を基本方針に、限られた財源を有効に活用して、「県民くらし満足度日本一に挑戦する戦略予算」として編成したところであります。
この結果、一般会計の歳出予算総額は、1兆1,403億円で、これまで6年間続いたマイナス予算に歯止めがかかる、前年度と同額の規模となりました。
今回の予算につきましては、第1に、「健康長寿」「地域のくらし」「人づくり」「安心・安全」「自然環境」など、日常の生活で暮らしやすさを実感できる施策に重点化して、県民満足度の向上を図るものといたしました。
第2に、「産業活力」「くらしの利便性」「おもてなし」「静岡ブランド」など、効率の追求と新たな価値の創造を支える施策に重点化して、少子高齢化、ボーダレス社会、流通の変化、原油高などの社会経済の変動に対応する県民の生産活動の様々な変革を支援するものといたしました。
第3に、徹底した行財政改革に取り組み、県債残高の縮減等により財政の健全性の向上を図るとともに、市町村合併や三位一体の改革などが進展した後の、我が国の内政構造改革を見据えた「自治体経営」を進めるものとしたところであります。
この結果、引き続き財政健全化債の発行を回避する中で、当初予算編成時における財源不足額を大きく縮減するとともに、平成19年度以降見込まれる財政需要に対し活用可能な基金の額も前年度当初予算を上回り確保することができました。
また、財政健全化の数値目標である「経常収支比率を90%以下」「起債制限比率を15%台に抑制」「県債残高2兆円程度を上限」の3つにつきましても、着実に成果をあげているところであり、引き続き健全財政の枠組みを堅持するための取組を進めてまいります。
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