県議会開会日の提案説明

平成18年2月 県議会定例会知事提案説明要旨

【4 項目別重点施策 ＜10の分野の日本一に挑戦＞】

(8) 「おもてなし満足度日本一」への挑戦

第8は、「おもてなし満足度日本一」への挑戦であります。

 

ア 観光交流の推進

はじめに、観光交流の推進についてであります。

 

国内外から、より多くの旅行者を本県に迎え入れるため、富士山静岡空港の開港を見据えた観光キャンペーンの展開やコンベンションの誘致、全県的なおもてなし運動を推進するとともに、全国でも有数の観光地である伊豆地域の観光ブランド創生を目指し、地域と一体となった魅力づくりや情報発信を総合的に推進するなど、幅広い誘客対策に積極的に取り組んでまいります。

 

国際観光につきましても、国のビジット・ジャパン・キャンペーンとの連携により、中国をはじめとする東アジア地域を中心とした誘客活動を実施するとともに、県内観光地の受入態勢の整備を促進するなど、外国人観光客の誘致に取り組みます。

 

また、旅券発給に係る県民サービスの向上を図るため、7月から、東部、中部及び西部の各県民生活センターにおいて、日曜日の旅券交付を行うことといたします。

 

イ 静岡県の文化振興に関する基本政策

次に、「静岡県の文化振興に関する基本政策」についてであります。

 

今月、「感性豊かな文化立県の実現」を基本理念として、今後10年間の本県の文化政策を見据えた「基本政策」を策定いたしました。

 

この基本政策は、文化を「みる」人、「つくる」人、「ささえる」人を育て、感性豊かな地域社会の形成を目指すことを基本目標とし、今後、この目標達成に向けて、基本政策を具現化するための条例の制定や、全庁的な施策体系などを盛り込んだ行動計画の策定など、政策推進のための仕組みづくりを進めることとしております。

 

また、平成21年度本県開催の「第24回国民文化祭」につきましては、本年度中に策定する基本構想案について国の承認を得て、県の実行委員会の設立や実施計画大綱案の策定を行うなど、県民の意識高揚を図りながら、「静岡ならでは」の大会実現に向けて、着実に準備を進めてまいります。

 

県立美術館につきましては、平成18年度に開館20周年を迎えますことから、これまで門外不出であった「フランス国立ロダン美術館」の常設展示作品による展覧会などの記念事業を実施することとしており、「ロダンの美術館」としての県立美術館を国内外へ情報発信してまいります。

 

ウ 浜名湖ガーデンパークを活用した情報発信

次に、浜名湖ガーデンパークを活用した情報発信についてであります。

 

本年4月28日から30日まで、浜名湖ガーデンパークにおいて、「浜名湖フラワーフェスタ」を開催します。

 

また、このフラワーフェスタとの同時開催を皮切りに、花き新品種の開発、普及の促進等を目的とした「ジャパンフラワーセレクション」を春夏秋冬の季節ごとに開催するなど、県民の皆様に一年を通して四季折々の草花を楽しんでいただく仕掛けを用意しております。

 

これらのイベントを通じて、本県の花と緑に関わる産業振興や消費拡大、花と緑ある生活文化の普及、定着を促進するとともに、浜名湖ガーデンパークの魅力の増大にもつなげてまいります。

 

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