• 総合トップへ
  • ふじのくに魅力情報
  • 音声読み上げ
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • ふりがな表示 ふりがな非表示
  • 組織(部署)から探す
  • Other language
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > ようこそ知事室へ > 県議会開会日の提案説明【ようこそ知事室へ】 > 平成20年11月 県議会臨時会知事提案説明要旨 > 平成20年11月 県議会臨時会知事提案説明要旨(1)

ここから本文です。

更新日:平成20年11月27日

県議会開会日の提案説明

平成20年11月 県議会臨時会知事提案説明要旨

 

【1 議案の概要】

ただいま提出いたしました議案の概要を御説明申し上げます。

 

第141号議案は、富士山静岡空港の滑走路を暫定的に短縮して運用することに伴う整備費、1億1,000万円を補正する平成20年度一般会計補正予算であり、これを加えました本年度予算の累計額は、1兆1,309億2,700万円となります。

 

富士山静岡空港の整備につきましては、滑走路、誘導路、航空灯火等の空港基本施設の整備は完了したところでありますが、空港西側周囲部の一部地域に、航空法に定める制限表面を超える物件が存在しており、予定していた開港ができない状況となりました。

 

県といたしましては、支障物件の除去を地権者にお願いしてまいりましたが、未だ応じていただけない状況にありますことから、航空会社をはじめとする関係の皆様が開港に向けて既に準備を進めている現状や、空港に寄せる県民の皆様の期待などを考慮し、平成21年3月の開港を可能とする方策について、ぎりぎりまで模索するとともに、やむを得ず延期する場合であっても、可能な限り早期に開港を実現する方法を検討してきたところであります。

 

その上で今回、航空機運航の安全性を十分に確保できる対策や既に決定している航空会社の就航を可能とする方策、新規路線開拓への影響を最小限に止める方法や今後の地権者との協議への影響、さらには支障物件の高さも勘案し、暫定的に西側の滑走路の末端を支障物件に抵触しない位置まで東側に移行させ、滑走路を2,200メートルに短縮して運用するという苦渋の決断をいたしました。

 

これには、滑走路西側2,200メートル地点を表示するための航空灯火や滑走路標識などを追加で整備する必要がありますことから、平成20年11月1日でありました工事完成予定期日を、平成21年3月1日に変更する申請を国に対して行い、去る10月31日に許可をいただいたところであります。

 

土地収用法に基づく事業認定申請に先立ち実施した測量のデータ修正ミスなどの要因により支障物件が残り、対応策として追加工事が必要となったことなどから、平成21年3月の開港を断念せざるを得なくなり、県議会をはじめ県民の皆様、開港に向けて準備をされている皆様に対しまして、誠に申し訳なく心よりお詫び申し上げます。また、これに伴い予期せざる多額の補正予算をお願いすることになり、重ねてお詫び申し上げます。

 

今般の事態について、私自身責任を痛感しているところでありますが、一連の対応策の実現に一定の目途が立った段階で、改めて責任のあり方についても明確にしたいと考えております。

 

私といたしましては、滑走路2,200メートルでの暫定運用といえども、早期に開港した上で可能な限り早く滑走路2,500メートルでの完全運用の実現に向けて全力を傾注していくことが、私自身に課せられた最大の責務であると受け止め、全身全霊をかけて取り組んでまいります。このため、まずは、一日でも早く支障物件の除去が実現できるよう、地権者に対し、引き続き誠心誠意お願いしてまいります。

 

現在、航空会社や旅行会社の皆様、利用促進などに御尽力いただいている地元や経済界などの皆様に経緯等を説明し、今回の対応策に御理解をいただけますよう努めているところでありますが、新たな開港時期の目途につきましては、最も遅い場合であっても平成21年7月と見込んでおり、これを少しでも前倒しするよう最大限の努力を行ってまいります。

 

以上で私の説明を終わりますが、よろしく御審議の程をお願い申し上げます。

 


より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?