県議会開会日の提案説明

平成22年5月県議会臨時会(5月18日)知事提案説明要旨

【2.県政の状況】

（4）「ふじのくに3776友好訪中団」の派遣

 

次に、「ふじのくに3776友好訪中団」の派遣についてであります。

 

公式訪問の第1団は、5月10日から14日までの間、私を団長とし、県議会をはじめ、県内の行政、観光、教育、産業など幅広い分野を代表する皆様の御参加をいただき、浙江省杭州市及び上海市を訪問してまいりました。

 

浙江省におきましては、趙洪祝(ちょうこうしゅく)書記と会談したほか、両県省の防災関係者による防災会議を初めて開催し防災に係る情報を交換いたしました。趙(ちょう)書記との会談では、1月に私がお会いした習(しゅう)近(きん)平(ぺい)国家副主席の「日中関係において地方自治体間の交流が大事である。」の見解と同様に、「28年間にわたる両県省の教育、観光、文化、スポーツなど幅広い分野における交流は、日中両国における地方間交流のモデルである。」との発言があり、今後一層の交流拡大を図る決意を新たにいたしました。

 

また、上海市では中国東方航空本社を訪問し、大規模な災害が発生し、中国政府から要請があった場合には、本県救援物資の富士山静岡空港からの輸送を同社に要請できる「災害時における救援物資の緊急輸送に関する協定」を締結いたしました。

 

今後の訪中につきましては、できるだけ早期に目標である3,776人を達成できるよう、民間交流団の派遣などを県内の各界に広く呼びかけるとともに、上海万国博覧会の日本産業館における静岡県のPRや、中国浙江省との様々な交流を通じて、友好関係の促進と交流人口の拡大を図ってまいります。

 

---