更新日:平成22年11月5日
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県議会開会日の提案説明 |
平成22年9月 県議会定例会知事提案説明要旨
【6.当面する県政の諸課題】
(1)本県経済
次に、当面する県政の諸課題についてであります。
はじめに、本県経済についてであります。
7月の有効求人倍率は0.49倍と、1月以降改善し雇用情勢は和らいできているものの、依然として厳しい状況が続いております。
また、新興アジア諸国向けの生産増加等を背景に、景気は持ち直しの動きが広がっていますが、平成7年以来、15年ぶりの円高が進行しており、回復基調にある本県経済への影響が懸念されているところであります。
このため、商工団体等を通じて、「円高に伴う中小企業への影響調査」を実施し、8月31日には静岡県経済産業政策会議を開催し、為替変動や景気動向に伴う県民生活、企業活動への影響について情報を共有するとともに、必要な措置を機動的に講じていくこととしました。
これを受け、9月補正予算案には、雇用を創出するための民間からの提案募集や高校生の就職を支援するコーディネーターの配置などの雇用対策のほか、中小企業に対する販路開拓支援や専門家派遣などの円高対策を講じるための経費を盛り込み、今議会にお諮りしております。