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ホーム > ようこそ知事室へ > 県議会開会日の提案説明【ようこそ知事室へ】 > 平成23年6月県議会定例会(6月23日)知事提案説明要旨 > 平成23年6月県議会定例会(6月23日)知事提案説明要旨5-(1)

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更新日:平成23年7月11日

県議会開会日の提案説明

平成23年6月県議会定例会(6月23日)知事提案説明要旨

【5.当面する県政の諸課題】

(1)茶業の振興

次に、当面する県政の諸課題についてであります。

 

はじめに、茶業の振興についてであります。

 

神奈川県産の茶の生葉で、食品衛生法の規定に基づく暫定規制値を超える放射性セシウムが検出されたことから、本県産の生葉及び飲用茶の放射性物質検査を実施し、安全であることを確認いたしました。去る5月18日には、県内茶産地の茶娘と関係者が一堂に会して、それぞれの新茶を味わうキャンペーンを実施し、静岡新茶のおいしさと安全性をアピールしたところであります。

 

こうした中、原子力災害対策本部は、科学的根拠に全く基づかない「荒茶・製茶の放射性物質の暫定規制値」を6月2日に決定いたしました。

 

今回の決定は、手続きが不分明で、科学的根拠が不十分であることから、現在、原子力安全委員会、厚生労働省などに対し、いかなる根拠のもとに意思決定をしたのかなどを明らかにするよう、問いただしております。これまでのところ、原子力安全委員会は、荒茶を検査対象とすべきとの助言は行っていないこと、むしろ、茶のような加工品については、実際に消費者に摂取される段階で、暫定規制値を超えないようにすることを指摘した経過が判明しております。この状況下で、なぜあえて「荒茶」という消費者になじみのない中間加工品を取り上げたのか、ますます根拠が希薄になってきており、引き続き国の見解を問いただしてまいります。

 

県では、消費者や風評被害を懸念する生産者、茶業関係者の皆様へ早期に安心感を与えるため、荒茶・製茶についての検査を行うことが最良と考え、6月7日及び9日に、県内茶産地19地点における一番茶の製茶の検査を行いました。その結果、すべての地点で暫定規制値を下回り、安全であることを確認いたしました。また、県内茶産地19地点のうち、今日までに行った16地点における二番茶の生葉と荒茶の検査の結果、すべての地点で暫定規制値を下回り、安全であることを確認したところであります。

 

今後、茶の風評被害も懸念されることから、茶の生産、流通にできるだけ影響が生じないよう、関係団体や市町等と連携して、生産者、流通・販売関係者などへ正確な説明を行ってまいります。また、県内及び首都圏で消費者や茶の流通関係者を対象とした、静岡茶の魅力や安全性を情報発信するセミナーを開催するほか、本県が誇る茶業研究センターによる、放射性物質の汚染メカニズムを踏まえた茶園や土壌の管理、放射性物質を低減させるための技術研究に取り組んでまいります。引き続き、県内外に静岡茶の安全性をPRし、香り高く風味豊かな静岡茶の消費拡大に努めてまいります。

 


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