県議会開会日の提案説明

平成24年2月県議会定例会知事提案説明要旨

【3.「総合計画の着実な推進」】

次に、地域外交についてであります。

本年は、静岡県と中国浙江省との友好提携締結30周年を迎えます。4月の夏宝龍(カホウリュウ)浙江省長の本県への訪問を皮切りに、年間を通した相互交流を通じ、本県と浙江省それぞれの四季折々の素晴らしさを両県省民で共有し、これまで以上に幅広い分野で交流を深めてまいります。4月4日には、浙江省から、行政、文化、観光、経済など総勢500人程度のかつてない規模の代表団が来静し、友好提携30周年記念式典、友好観光年開幕式、「浙江・静岡名品展覧会」など各分野で交流を進めてまいります。その後も、初めての試みとして浙江省からの省民交流団を受け入れるほか、「静岡・浙江産業観光展」の開催をはじめ、両県省交響楽団による「300人の第九」演奏会、青少年代表団の相互派遣などを通じ、より強固な友好的互恵・互助の関係を築いてまいります。

モンゴルにつきましては、昨年7月のドルノゴビ県との友好協定締結を新たな出発点に、高校生の相互派遣や医療、農業分野での受け入れなど、将来的な友好関係の基盤となる人材交流を推進してまいります。

韓国につきましては、昨年の忠清南道(チュンチョンナムド)知事の来県時に締結した交流協力に関する覚書を踏まえ、本年中には、忠清南道(チュンチョンナムド)を訪問して友好協定を締結し、経済、文化などの多様な分野で交流してまいります。また、仁川(インチョン)広域市や済州(チェジュ)特別自治道との交流を進めるほか、釜山(プサン)広域市については、富士山静岡空港とのチャーター便を活用した交流の促進に努めてまいります。

さらに、北米につきましては、5月18日から20日に開催される、日米友好の象徴である黒船祭を下田市と共催し、東日本大震災における米国の「トモダチ作戦」への感謝を申し上げる機会とするほか、本県と米国の間で経済や教育を中心とした各分野の交流を拡大してまいります。

 

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