県議会開会日の提案説明

平成24年9月県議会定例会知事提案説明要旨

【4.当面する県政の諸課題】
（7）地域外交

次に、地域外交についてであります。

静岡県と中国浙江省との友好提携締結30周年を迎える本年は、4月の夏宝龍(カホウリュウ)浙江省長の本県への訪問を皮切りに、年間を通した相互交流を進めております。現時点では、11月6日から8日にかけて、県議会及び関係団体とともに浙江省を訪問し、「（仮称）静岡県・浙江省サミット」や「静岡-浙江産業観光展」など、多岐にわたる分野での交流を予定しております。今後、浙江省における受入体制や安全確保の状況を確認しながら、訪問に向け、調整を進めてまいります。

モンゴルにつきましては、7月28日から8月2日まで、小楠県議会議長を団長とする県民交流団がドルノゴビ県を訪問し、友好協定締結1周年記念行事に参加いたしました。友好交流の証として、同県サインシャンド市内の主要幹線道路が「静岡通り」と命名されたほか、教育、医療、観光、建設等の分野における協議を通じて、両県間の友好協力関係を深めました。

米国につきましては、8月21日から24日まで、ハワイ州を訪問し、「日米カウンシル知事会議」に参加してまいりました。ハワイ州のニール・アバクロンビ知事と会談し、本県と同州との間で「クリーンエネルギーの導入を推進するための覚書」を交わしました。今後、再生可能エネルギーの普及拡大、クリーンエネルギー関連産業の創出に向けた交流を積極的に進めてまいります。

韓国につきましては、忠清南道(チュンチョンナムド)への公式訪問を、先方の意向を踏まえ延期いたしましたが、今月6日から8日までソウル市を訪問し、韓国観光公社、アシアナ航空及び大韓航空の最高責任者と会談したほか、観光商談会に参加してまいりました。引き続き、空港、観光分野での関係強化を図ってまいります。