県議会開会日の提案説明

平成25年5月県議会臨時会知事提案説明要旨

【2.県政の状況】
（2）浜松市天竜区春野町で発生した地すべり

 

次に、浜松市天竜区春野町で発生した地すべりについてであります。

3月下旬に地割れを確認した後、4月23日に最初の斜面崩落があり、その後も断続的に崩落が発生しました。地すべりによる人的被害はありませんでしたが、現場直下を流れる杉川の一部が、崩落した土砂でせき止められ、湛水も確認されたことから、応急の対策工事を実施いたしました。

災害発生当日から、国土交通省より照明車や衛星通信車など緊急対策用機械の配備、地すべり専門家の派遣、現地への職員の常駐など手厚い御支援をいただき、過日、国土交通省へ御礼を申し上げたところであります。今月1日には、地すべりのメカニズムの解析や対策工、警戒避難体制などについて検討するため、学識経験者や専門技術者等で構成する「門島(かどしま)地すべり対策検討委員会」「門島(かどしま)地すべり対策検討委員会」を立ち上げました。昨日、2回目の委員会を開催し、その結果を踏まえて、避難勧告を全面的に解除いたしました。引き続き、検討委員会からの御助言をいただきながら、早急に対策計画を策定し、できる限り速やかに対策工事を実施してまいります。

 

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