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ホーム > ようこそ知事室へ > 県議会開会日の提案説明【ようこそ知事室へ】 > 平成25年6月県議会定例会(6月28日)知事提案説明要旨 > 平成25年6月県議会定例会知事提案説明要旨2-1

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更新日:平成25年7月5日

県議会開会日の提案説明

平成25年6月県議会定例会知事提案説明要旨

【2.当面する県政の課題】
(1)富士山の世界文化遺産登録

 

続きまして、今回提出いたしました議案の概要を御説明申し上げますとともに、当面する県政の課題について、所信並びに諸般の報告を申し述べます。

 

はじめに、富士山の世界文化遺産登録についてであります。

今月22日にカンボジアのプノンペンで開催された「第37回世界遺産委員会」において、富士山の世界文化遺産への登録が決定いたしました。

構成資産から三保松原(みほのまつばら)を除外すべきとのICOMOS(イコモス)の勧告に対して、多くの委員国から、含めるべきであるとの意見が次々と出され、満場の同意を得て三保松原(みほのまつばら)を含める形で「記載」と決定されたことは、喜びに耐えません。

地球の造山活動の傑作であります富士山が、世界文化遺産として登録されたことは、自然そのものに精神性、宗教性、芸術性を見出してきた日本独自の文化観と自然観が世界に認められたことであり、大変意義深く、また、我が国にとって最高の贈り物となりました。

これまで、登録に向けて御尽力をいただきました県議会議員の皆様をはじめ、関係市町、NPOなどの民間団体、学術委員会委員の方々など、多くの皆様に対し、改めて感謝申し上げます。

日本のシンボルである富士山の世界文化遺産への登録は、静岡・山梨両県民のみならず、国民の悲願でありました。今後は、富士山を人類共通の財産として誇りと責任を持って後世に継承していくため、富士山の適切な保存管理に向け、国、山梨県、関係市町村等と連携を密にして、積極的に取り組んでまいります。

また、登録を契機に交流人口の一層の拡大を図るため、国内外の各種メディアを活用し、富士山を前面に打ち出した広報を実施するほか、駿河湾フェリーの料金割引や宿泊促進などの誘客キャンペーンを展開し、県内全域での賑わいの創出に努めてまいります。

増加が見込まれる来訪者への対応につきましては、富士山登山口におけるマイカー規制期間を、昨年度の34日間から、富士宮口では18日間延長して連続52日間に、須走口では3日間延長して37日間にそれぞれ拡大し、渋滞緩和や環境保全に努めてまいります。

また、山梨県などと連携して、夏山期間以外での登山自粛などを柱とする「富士登山における安全確保のためのガイドライン」の案を作成いたしました。今後、国や静岡・山梨両県などで構成する「富士山における適正利用推進協議会」において決定してまいります。

利用者負担制度の導入につきましては、今月14日に有識者による専門委員会を開催し、使途や対象者などの課題について御意見をいただきました。今夏については、静岡・山梨両県で、アンケート調査と併せて社会実験として実施してまいりたいと考えております。専門委員会の御意見や社会実験の結果を踏まえ、来年の夏山期間における制度の本格導入に向けて、「富士山世界文化遺産推進協議会」の作業部会で、国や山梨県などと協議してまいります。

 


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