県議会開会日の提案説明

平成26年12月県議会定例会知事提案説明要旨

【2.県政の概要】
（12）スポーツを活用した交流の促進

 

次に、スポーツを活用した交流の促進についてであります。

 

2020年東京オリンピック・パラリンピックにつきましては、県内市町競技団体等で構成する東京オリンピック・パラリンピック推進会議において、暫定版の事前合宿候補地リストを取りまとめました。各候補地の強みや誘致方針などを整理し、市町や競技団体と協力して、来年3月までには誘致戦略を策定いたします。さらに、これと平行して、各国大使館や海外プレス関係者などを県内合宿候補地に招聘するなど、誘致活動を進めてまいります。

また、ロンドンオリンピック・パラリンピックでのカルチュラル・オリンピアードの成功に倣い、2020年東京オリンピック・パラリンピックの開催期間中に、全国で文化的なイベントを開催することにより、大会を盛り上げつつ、観戦客など世界各国から訪れた皆様をおもてなしすることを、10月31日の中部圏知事会議と今月7日の全国知事会議において、私から提案いたしました。

まずは、本県が率先して仕組みづくりに着手することとし、県内の地域資源やロンドンオリンピック・パラリンピックにおける成功事例の調査に要する経費を補正予算案に盛り込んだところであります。

芸術文化をはじめ、食、祭り、伝統芸能等の多様で魅力的な本県の文化を体験できるプログラムを構築し、来訪者の皆様が、満足を得られるよう受入体制の充実を図ってまいります。

 

ラグビーワールドカップ2019(ニセンジュウキュウ)につきましては、去る10月22日に、エコパスタジアムを試合会場候補とする開催希望申請書をラグビーワールドカップ2019(ニセンジュウキュウ)組織委員会に提出いたしました。県議会におかれましては、9月県議会定例会で「ラグビーワールドカップ2019(ニセンジュウキュウ)の静岡県招致に関する決議」を採択いただきましたことに、感謝申し上げます。来年3月に開催都市に選定されるよう、市町や関係機関と協力しながら、ラグビーの魅力をアピールし、開催機運の盛り上げ等に努めてまいります。

 

「富士山女子駅伝」につきましては、昨年に続き、12月23日の天皇誕生日に富士市及び富士宮市において開催されます。当日は、全国放送されるテレビ映像を通じて、雪化粧をした世界遺産富士山や多彩な食など、本県の魅力を全国へ発信するとともに、地元市町と連携して本大会が年末の風物詩として定着するよう、大会運営に万全を期してまいります。

 

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