• 総合トップへ
  • ふじのくに魅力情報
  • 音声読み上げ
  • 文字サイズ・色合いの変更
  • ふりがな表示 ふりがな非表示
  • 組織(部署)から探す
  • Other language
  • ホーム
  • くらし・環境
  • 健康・福祉
  • 教育・文化
  • 産業・雇用
  • 交流・まちづくり
  • 県政情報

ホーム > ようこそ知事室へ > 県議会開会日の提案説明【ようこそ知事室へ】 > 令和元年9月県議会定例会知事提案説明要旨 > 令和元年9月県議会定例会知事提案説明要旨4-2

ここから本文です。

更新日:令和元年10月4日

県議会開会日の提案説明

令和元年9月県議会定例会知事提案説明要旨

【4.豊かな暮らしの実現】
(2)農林水産業の競争力の強化

 

次に、農林水産業の競争力の強化についてであります。

 

本年の一番茶、二番茶が減産、相場安となっているお茶につきましては、収益性の高い生産体制の構築や、消費が大きく減っている緑茶の需要拡大が急務となっております。このため、品質向上と低コスト化を図るための製造機械等の導入や、飲料メーカーなどから求められるGAP(ギャップ)認証の取得を促進し、需要に対応した生産体制への転換を加速化してまいります。また、茶業研究センターが開発した「香り緑茶」等の新商品開発や販路開拓の支援により、静岡茶の新たな需要の創出に取り組むこととし、必要となる経費を補正予算案に盛り込んだところであります。

日本一の「茶の都しずおか」にふさわしい研究拠点を目指す、茶業研究センターにつきましては、本年度中に基本計画を策定し、早期の完成に向けた準備を進めてまいります。

生産者、茶商、関係団体など茶業界とも連携しながら、茶産地の構造改革、新たな需要創出、輸出促進など、本県茶業の振興に全力で取り組んでまいります。

 

農林業経営に革新を起こす人材を養成する農林環境専門職大学につきましては、今月6日、文部科学大臣から設置が認可されました。これを受けまして、専門職大学の設置目的や学部、授業料・入学料等を規定する条例を制定することとし、本議会に条例案をお諮りしているところであります。

来年4月の開学に向けて、施設整備や学生募集などの準備に万全を期してまいります。

 

豚(とん)コレラ対策につきましては、昨年9月に岐阜県で発生が確認された以降、隣接する愛知県や長野県のほか、三重県、福井県、埼玉県でも新たに発生するなど、いまだ終息しておりません。

このような状況の中、7月2日、農林水産省は、豚(とん)コレラウイルスの拡散を防止するため、感染源とされる野生イノシシへの経口ワクチンを、既に散布を実施している岐阜県と愛知県に加え、隣接する本県を含めた7県においても散布することを公表いたしました。

今月下旬からのワクチン散布に向けて、農林水産省や関係市町、生産者団体等との準備を進めてまいります。また、7月16日に、本県が豚(とん)コレラ対策対象地域に指定されたため、国の指針に基づき、野生イノシシの監視捕獲や感染確認検査を新たに実施するなど、豚(とん)コレラ対策を強化してまいります。

 

近年、不漁が著しいサクラエビの資源管理につきましては、本年の春漁において、主産卵場である駿河湾奥部での操業の禁止や、成熟した親エビの出現状況に応じた操業の制限など、これまでにない厳しい自主規制を設けた結果、過去最低となる85.3トンの水揚げに止まりました。

来月からは秋漁の時期を迎えますことから、引き続き、資源量推定の更なる精度向上のための調査・研究を強力に進めるとともに、業界と十分に連携を図りながら、適切な資源管理を促進してまいります。

また、サクラエビ、シラスなど不漁により経営状況が悪化している漁業者、水産加工業者に対しましては、低利の運転資金を利用できるよう、必要となる経費を補正予算案に盛り込み、本議会にお諮りしているところであります。

 


より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?