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ホーム > ようこそ知事室へ > 県議会開会日の提案説明【ようこそ知事室へ】 > 令和元年9月県議会定例会知事提案説明要旨 > 令和元年9月県議会定例会知事提案説明要旨4-4

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更新日:令和元年10月4日

県議会開会日の提案説明

令和元年9月県議会定例会知事提案説明要旨

【4.豊かな暮らしの実現】
(4)リニア中央新幹線建設に伴う大井川水系の水資源及び南アルプスの自然環境の保全

 

次に、リニア中央新幹線建設に伴う大井川水系の水資源及び南アルプスの自然環境の保全についてであります。

先月9日、リニア中央新幹線静岡工区の当面の進め方について、国土交通省、静岡県、JR東海の三者で合意し、国土交通省は、専門部会における検討を見守りつつ、状況に応じて検討の促進等に努めることとなりました。

今月6日には、県中央新幹線環境保全連絡会議の「地質構造・水資源」及び「生物多様性」専門部会と大井川利水関係協議会の意見を取りまとめた「中間意見書」に対する回答が、先月に国土交通省鉄道局環境対策室長の立会いの下に行った、専門部会の委員や大井川利水関係協議会との意見交換を踏まえ、JR東海から提出されました。

これを受け、12日及び13日には、中央新幹線推進本部担当のJR東海宇野副社長が初めて出席する中、合同専門部会を開催し、回答内容の確認を行いました。また、国土交通省の技術審議官にも立ち会っていただき、科学的根拠に基づく対話を進めていることを御確認いただいたところであります。

JR東海から提出された回答は、湧水の他県への流出問題が「引き続き検討を行う」となっていることや、モニタリングにおいて、「必要に応じて継続」など抽象的な表現が多く、納得できる内容ではありません。専門部会の委員からも、「回答に失望した」との感想や「もっと調査に基づくデータや設計が無くては議論が深まらない」といった意見が出されるなど、引き続き対話を継続していく必要があります。

南アルプスを源流とする大井川は“命の水”です。事業者であるJR東海には、社長が約束した「トンネル工事に伴い流出する湧水の全量を戻す」ことを守る責務があります。また、ユネスコエコパークに登録されている南アルプスは、世界の宝であります。高い山、深い谷が育む生物と文化の多様性を保存していかなければなりません。この確固たる信念の下、大井川の貴重な水資源と南アルプスの豊かな自然環境を守るため、地元の皆様の不安が払拭されるよう、全力で取り組んでまいります。

 


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