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水の惑星といわれる地球ですが、水資源として使うことができる水は、ほんの少しです。
地球上に存在する水の量はおよそ14億立方キロメートルですが、約97.5%が海水などであり、淡水はわずかに約2.5%です。この淡水の大部分は南・北極の氷や氷河として存在しており、地下水や河川、湖沼の水などとして存在する淡水の量は、地球上の水の約0.8%です。さらに、この水のほとんどが地下水であるため、河川や湖沼などの水として存在する淡水の量は、地球上に存在する水の量のわずか約0.01%にすぎないのです。
13.51億立方キロメートル |
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淡水0.35億立方キロメートル(2.5%)
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氷河など0.24億立方キロメートル(1.8%)
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地下水0.11億立方キロメートル(0.76%)
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河川、湖沼等0.001億立方キロメートル(0.01%)
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水は、地球上と大気中との間を気体、液体、固体とその姿を変えながら循環しています。 |
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静岡県の降水量は、比較的恵まれており、年平均で約2,495mmと、全国平均の降水量1,668mmの約1.5倍となっています。(水利用課調べ) |
静岡県では降水量に恵まれており、また、県外からの河川の流入量もあって、本県にもたらされる水資源賦存量は年間約201億立方メートルとなっています。しかし、河川が極めて急流であり、降水も梅雨や台風期に集中するため、利用できる水量は、地域的にも時期的にも制約を受け、水が限りある資源であることをあらわしています。 [水資源賦存量]
[水の利用または流出]※水の利用量は平成26年(水利用課調べ) |
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静岡県には、狩野川、富士川、安倍川、大井川、菊川、天竜川という豊かな水資源をもたらしてくれる一級河川があり、これに加えて、83水系の二級河川、111水系の準用河川があります。 |
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河川区分
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水系数
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河川数
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河川延長(km)
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一級河川 |
6
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268
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1,640
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二級河川 |
83
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265
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1,223
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準用河川 |
111
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891
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1,340
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県計 |
200
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1,424
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4,203
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資料:静岡県河川指定調書(平成24年)
地下水は、手軽に入る良質な淡水であることから、古くから利用されてきました。本県でも恵まれた降水量に加え、東部地方の大部分が溶岩地質であることなどから、年間約28億立方メートルと大きな水資源賦存量を持っています。 |
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空から降った雨水を土の中に貯え、少しずつ川に流すことで、川の水が急に増えたり減ったりすることを防ぐはたらきを「水源かん養(すいげんかんよう)」といいます。
また、地下水も、土の中にしみ込んだ水がゆっくり流れてきたものです。この地下水のもとになる雨水をたくさん土の中にしみ込ませ、地下水を豊かにすることを「地下水かん養」といいます。
森林は、「雨水を地下にしみ込ませて地下水を貯える」という水の循環の仕組みのなかで、重要な役割を果たしています。森林の役割は、洪水を防いだり、安定して水を使えるようにするために「水を貯える」「川にゆっくり流す」といったはたらきを持っています。このようなはたらきを持っていることから「緑のダム」とも呼ばれています。 | ![]() |
お問い合わせ
くらし・環境部環境局水資源課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2289
ファックス番号:054-221-3278
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