新型コロナウイルス感染症患者等の濃厚接触者の待機期間について
新型コロナウイルス感染者と濃厚接触があった者(濃厚接触者)は、新型コロナウイルスに感染している可能性があるため、不要不急の外出を避け、原則5日間の自宅待機をお願いしています。
令和4年7月22日付けで厚生労働省新型コロナウイルス感染症対策推進本部から発出された事務連絡に基づき、業種を問わず、2,3日目の2回、抗原定性検査で陰性を確認後、3日目の陰性確認後から待機解除できることになりました。
これは、オミクロン株に関する科学的知見に基づく措置です。今後、新たな変異株の出現等により、待機期間の取扱いが変わることがあります。
1.濃厚接触者とは
濃厚接触者とは、保健所から新型コロナウイルス感染症に感染している可能性がある者として特定された者です。
詳しくは下記のよくある質問ページを御確認ください。
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濃厚接触者の該当基準や定義はありますか?
新型コロナウイルス感染症に関するよくある質問
保健所での濃厚接触者の特定などの調査は、家族以外は、重症化リスクが高い高齢者施設などに重点化して実施しています。
事業所内で感染者が発生した場合、自主的な感染対策の徹底により二次感染率は低いと考えられることなどから、原則として、事業所で濃厚接触者の特定を行いません。
事業所内での対応については、以下の静岡県ホームページを御確認ください。
濃厚接触者と同居している方は、感染者と直接接触がない場合、濃厚接触者には当たりません。
2.濃厚接触者の待機期間
原則として、感染者との最終接触日から5日間は自宅待機をお願いします。
感染者の同居家族の待機期間の数え方については、以下の静岡県ホームページを御確認ください。
3.自宅待機期間中の注意事項
濃厚接触者の自宅待機期間中の注意事項は、以下の静岡県ホームページを御確認ください。
4.待機期間の短縮
(1)共通
濃厚接触者となった場合、業種等を問わず、2、3日目の2回、抗原定性検査で陰性を確認できれば、3日目の陰性確認後から待機解除可能です。
また、解除の判断は保健所に確認不要です。
【注意点】
検査結果が陰性でもその後に発症する場合もありますので、7日間を経過するまでは以下の点などの感染対策をお願いします。
- 検温など健康状態の確認
- 外出時はマスク着用
- 高齢者など重症化リスクの高い方との接触等は避ける
- 感染リスクの高い場所の利用や会食等は避ける
(2)医療従事者等の特例
以下の職種については、以下の要件のもと、毎日の業務に従事可能です。
【要件】
- 他の従事者による代替が困難であること。
- ワクチンの3回目の接種後14日間経過(2回目接種から6か月以上経過していない場合には、2回目の接種後14日間経過)した後に、感染者と濃厚接触があり、濃厚接触者と認定された者であること。
※2回目接種から6か月以上経過し、3回目接種を行っていない場合は、特例による短縮はできません。 - 無症状であり、毎日、業務前に検査を行い陰性が確認されていること。
- 所属の管理者が了解していること。
【注意事項】
- 感染した場合にリスクが高い者に対する業務に従事する際は、格段の配慮を行うこと。
- マスクの着用や手指の消毒など基本的な感染対策を徹底すること。
- 業務以外の不要不急の外出はできる限り避けること。
- 通勤時の公共交通機関の利用はできる限り避けること。
- 家庭内に感染者が療養している場合は、当該感染者との濃厚接触を避ける対策を講じること。
(3)対象者ごとの濃厚接触者の待機期間
(4)検査キットの購入等について
検査キットは、薬局又は医薬品卸売業者等から購入できます。(購入費用は事業者負担になります。)
薬局等で行っている無料検査は、濃厚接触者の待機期間短縮のための目的では利用できません。
なお、事業者として検査キットを購入する場合、「抗原定性検査キットを使用した検査実施体制に関する確認書」を医薬品卸売業者等へ提出する必要があります。
検査キットの使用方法については、検査キットの説明書や国事務連絡別紙の「抗原定性検査キットを利用する方へ」をお読みください。
事業者が購入した抗原定性キットを従業員に持ち帰らせ、当該従業員が在宅で検査を行うことについて、条件付きで可能であることが国から示されています。
【参考】
5.参考資料
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医療従事者である濃厚接触者に対する外出自粛要請への対応について (PDF 186.9KB)
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介護従事者である濃厚接触者に対する外出自粛要請への対応について (PDF 1.6MB)
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保育所、幼稚園、小学校等の職員である濃厚接触者に対する外出自粛要請への対応について (PDF 438.5KB)
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障害者支援施設等の従事者である濃厚接触者に対する外出自粛要請への対応について (PDF 1.5MB)
国立感染症研究所の調査結果
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SARS-CoV-2 B.1.1.529系統(オミクロン株)感染による新型コロナウイルス感染症の積極的疫学調査(第1報):感染性持続期間の検討(外部リンク)
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SARS-CoV-2の変異株B.1.1.529系統(オミクロン株)の潜伏期間の推定:暫定報告(外部リンク)
6.よくある質問
Q1.待機期間短縮のための検査の費用の補助はあるのですか?
A1.検査費用は事業者自身が負担してください。今回の検査は、現在薬局などで実施している、感染に不安のある人に対する無料検査の対象外です。
Q2.検査はどのように受けたらいいのですか?
A2.市販されている抗原定性検査キット(薬事承認されたもの)を使って、事業者自身が検査を行うか、自費検査を実施している機関で検査を受けてください。
抗原定性検査キットは医薬品卸売販売業者や薬局から購入可能です。
なお、PCR検査は結果までに日数がかかる場合がありますので注意してください。
また、医療機関以外の検査で陽性が確認された場合は、速やかに医療機関を受診させてください。
Q3.待機期間を短縮して、業務に復帰させる場合にどういった点に注意したらいいですか?
A3.以下のような感染防止対策を徹底するほか、復帰する濃厚接触者には、通勤時の公共交通機関や業務従事以外の不要不急の外出はできる限り避けさせてください。
- 不織布マスクを正しく着用する。(顔に隙間なく密着させ、鼻・口を覆う)
- 飲食以外ではマスクを外さない。また外している間はしゃべらない。
- 復帰した濃厚接触者は飲食する場合、他の職員と同じ時間・場所を避ける。
- 手洗いの徹底(石けんで2度洗い)や手指の消毒、共用部分(ドアノブ、事務機器等)の消毒、勤務場所の定期的な換気等を実施。
- 職場全員の体調管理を徹底し、体調不良者は出勤せず速やかに医療機関を受診。
7.インターネットアンケートに御協力ください
濃厚接触者の待機期間を短縮せざるを得なくなった社会機能維持者の実態についてのアンケートは終了しました。御協力ありがとうございました。
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このページに関するお問い合わせ
新型コロナウイルス感染症に関する御質問は、静岡県新型コロナ療養者支援センター(24時間)へお問い合わせください。
電話番号:0120-546-199
健康福祉部感染症対策局新型コロナ対策企画課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
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