12月1日は世界エイズデー「レッドリボンに込められた思い(レッドリボン30周年)」

ツイッターでツイート
フェイスブックでシェア
ラインでシェア

ページID1033577  更新日 2023年1月11日

印刷大きな文字で印刷

世界エイズデー

今から33年前の1988年にWHO(世界保健機関)は、世界的レベルでのエイズ(AIDS:後天性免疫不全症候群)のまん延防止と、患者や感染者に対する差別や偏見をなくすことを目指して、12月1日を「世界エイズデー」に定めました。

日本でもこれに賛同して、毎年キャンペーンが行われています。

エイズとHIV感染

エイズとは感染症の名称で、後天性免疫不全症候群の英語:AcquiredImmunoDeficiencySyndromeの頭文字をとってAIDSと略した表記文字の読み方です。ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染すると体の免疫機能が低下していき、適切に治療しなければ重篤な免疫不全状態を招きます。エイズを発症すると、通常であれば自分の免疫力で防ぐことができるような感染症にかかったり、悪性腫瘍を引き起こしたりします。血液や体液を介して人から人に感染が拡がる特徴があり、(1)性的接触による感染、(2)出産や母乳による母子感染、(3)輸血や臓器移植時の医療事故、麻薬等の静脈注射などによる血液感染の三つが主な感染経路です。

このうち最も多いのは、性的接触による感染です。

HIV感染は、正確な知識を持って感染対策を行えば防ぐことが難しくありません。また、HIV感染を早期に発見して適切な医療を受ければ、エイズの発症を予防することも可能です。検査や医療の進歩のおかげで、今やエイズは、服薬を続けて病気の進行を遅らせ、仕事、結婚、子どもを持つなどの社会生活を営みながら一生付き合うような慢性疾患になりました。

レッドリボンは、HIV/エイズへの理解と支援のシンボル

レッドリボンは、1991年にニューヨークの芸術家たちがエイズで亡くなった仲間に対する追悼の気持ちとエイズに苦しむ人々への理解や支援の意思を表して、小さな赤いリボンを胸元などにピンで留めたのが始まりです。当時は、感染に対する不安や恐れから、感染者や患者に対する差別や偏見、話題にすることすらタブーとするような社会的風潮があり、リボンの赤い色には差別や偏見への怒りや人々への愛に対する“情熱”のメッセージが込められています。

保健所での匿名無料検査

富士保健所では、年間20回程度のHIV検査を行っています。検査を希望する方は事前にお電話でお申し込みください。

(医療健康課:0545-65-2156:平日8時半~17時15分)

写真:ピンバッチ型レッドリボン、エイズデーポスター

このページに関するお問い合わせ

富士健康福祉センター
〒416-0906 富士市本市場441-1
電話番号:0545-65-2597
ファクス番号:0545-65-2288
kffuji-soumu@pref.shizuoka.lg.jp