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「数字から見る『くらし・環境部』」シリーズ第9弾は、男女間の暴力の実態についてです。
配偶者や親しいパートナーからの暴力(DV)は、社会的に大きな問題となっています。
ひとくちに「暴力」といっても様々な形態が存在します。殴る・蹴るといった身体的な暴力のほか、精神的暴力・経済的暴力が挙げられます。
中でも、交際中の恋人同士の間で起こる暴力のことを「デートDV」と言います。若い世代では、デートDVを受けたり、したりしていても、それが暴力であることが認識されづらく、行き過ぎた束縛や行為であっても愛情の裏返しと思ってしまうことがあるようです。
内閣府の「男女間における暴力に関する調査(平成30年3月)」では、女性の5人に1人、男性の9人に1人が交際相手から被害を受けていて、その大部分が10~20歳代のころだったとしています。
県民意識調査からは、スマホをチェックしたり、メッセージの返信が遅いと怒るなどの行為は、暴力であるという認識が低いことがわかっています。暴力について正しい知識を持っていないと、自分では普通だと思っている行為が、暴力につながっている危険もあります。
このような暴力を未然に防ぐため、大学・専門学校・高校との共催で「デートDV防止出前セミナー」を開催しており、今年度も県内21校 約5,000人を対象に開催しました。
今年度改訂した高校生・大学生向けのパンフレットは、県男女共同参画課ホームページからご覧になれますので、是非御一読ください。
皆さんも、DVが身近に起こり得る問題であることを認識し、被害者にも加害者にもならないよう、正しい知識を身につけ、DVのない社会を作っていきましょう。
お問い合わせ
くらし・環境部県民生活局男女共同参画課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3363
ファックス番号:054-221-2941
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