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~静岡県性暴力被害者支援センターSORA(そら)開設1年~
平成30年7月に静岡県性暴力被害者支援センターSORA(そら)が開設してから、様々な相談に携わってきました。
そして、性暴力被害者を社会で支えるためには、被害者が置かれた現状などをもっと皆さんに知っていただくことが必要だと感じました。
私たちは、皆さんが性暴力被害者への理解を深めて、適切な支援ができる社会を目指すために、「性暴力被害について考えるシンポジウム」を開催しました。
日時:令和元年11月23日(土曜日)13時00分~16時00分
会場:三島市民生涯学習センター(三島市大宮町1丁目8-38)
演題:「性犯罪・性暴力被害者の支援者育成について」
講師:加茂登志子さん
プロフィール
医師。静岡県出身。
日本精神神経学会理事。日本トラウマティック・ストレス学会理事。女性精神医学、女性と子どものトラウマ、親子相互交流療法(PCIT)を研究され、女性のメンタルケアの専門医として全国に名を馳せるスペシャリストでもある。メンタルケアの現場で多くの実績を重ね、豊富な知識と経験をもとに治療されている。
静岡県性暴力被害者支援センターSORA(そら)の仕組みや支援内容について説明します。
テーマ:「性暴力を絶対に許さない社会にするために」
【コーディネーター】
藤田景子さん(静岡県立大学看護学部准教授、助産師、日本フォレンジック看護学会理事、性暴力被害者支援看護職(SANE))
【パネリスト】
河野亜衣子さん(性被害女性の駆け込み寺カウンセラー)
犬塚協太さん(静岡県立大学国際関係学部教授、ジェンダー社会学研究、内閣府男女共同参画推進連携会議有識者議員などを歴任)
加茂登志子さん(若松町こころとひふのクリニックPCIT研修センター長)
〇基調講演では、精神科医である加茂登志子さんより、「性犯罪・性暴力被害者の支援者育成について」という演題で、性暴力被害者の現状、トラウマが引き起こすPTSD(心的外傷後ストレス障害)の仕組みや、初期支援の重点LIVES(傾聴、ニーズを尋ねる、気持ちを認める、安全の強化、支援する)という手法、昨年7月に開設した「静岡県性暴力被害者支援センターSORA(そら)」への期待を交え医療者の立場から講話していただきました。
〇パネルディスカッションでは、「性暴力を絶対に許さない社会にするために」というテーマで、討論会を行いました。
幼少期に性暴力被害を受けた当事者である河野亜衣子さん、静岡県立大学の犬塚協太教授、藤田景子准教授、加茂登志子さんより性暴力被害者支援の課題や先進的な取組事例等について討論しました。
【発言内容】
性暴力被害は、社会全体の問題である。
性暴力は、女性に対する社会的偏見・無理解によっても起こる。
若年層から性暴力等について正しく周知することが重要である。
性暴力被害を受けた後の相談できなかった長い期間、心身に不調が出ていた。
性暴力の被害を受けたが、相談したことで、今、幸せになっている。
安心して相談できるセンターSORAに相談して欲しい。
SORAの周知により相談しいやすい環境を作り、性暴力を絶対に許さない社会をめざす。
性暴力被害者を社会で支えるためには、被害者が置かれた現状などをもっと皆さんに知っていただくことが必要だと、再確認しました。
「同意のない性的な行為」は、すべて性暴力です。「あなたは悪くありません。」
〇ひとりで悩まず、まずは静岡県性暴力被害者支援センターSORA(054-255-8710)にお電話ください。
お問い合わせ
くらし・環境部県民生活局くらし交通安全課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3714
ファックス番号:054-221-5516
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