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富士山や愛鷹山を水源とする清水があちらこちらで湧く富士地区。溶岩のすき間から流れ落ちる滝、信仰とともにある池、昔も今も人々の暮らしの中にある湧水など、奥深い水の魅力を実感できます。
いにしえから噴火を繰り返してきた富士山は、「神が宿る山」として畏れられ、噴火を鎮めるため麓に浅間神社が建立されました。富士山の噴火を鎮める女神、木花之佐久夜毘売命(コノハナノサクヤヒメ)を祀る富士山本宮浅間大社は、富士山世界文化遺産の構成資産のひとつです。
その境内にあり、富士山の伏流水が溶岩の間から1日約20万トンも湧き出す湧玉池では、かつて水垢離が行われていました。湧水源である岩の上には朱塗りの水屋神社があり、富士登山者はこの霊水で身を清めてから山へ入る習わしがあります。また、平安朝の歌人・平兼盛が「つかふべきかずにをとらん浅間なる御手洗川のそこにわく玉」と詠ったとの言い伝えもあり、国の特別天然記念物、平成の名水百選に認定されています。
湧玉池に湧き出た水は、神田川となり南へ流れ、やがて潤井川と合流します。水温は夏冬通して約13℃。市街地にも関わらず天然のカジカや水鳥が多く生息し、市民が集う憩いの場となっています。
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富士宮市宮町1-1 | ![]() |
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富士山本宮浅間大社 0544-27-2002 |
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JR身延線富士宮駅から徒歩10分。 |
富士市を走る岳南電車の岳南原田駅〜岳南富士岡駅エリアは「ロマンと泉の郷」と呼ばれ、湧水やせせらぎを楽しみながら、かぐや姫伝説の舞台や寺社めぐりを楽しむことができる親水スポットです。2時間ほどで廻れる全長5kmほどのウォーキングコース周辺には水源も多く、標識を頼りに11か所の湧水源を訪ねることもできます。
目の病気にご利益があるという平安期の薬師如来像を安置する医王寺は、門前に清冽な水が湧き、少し下流の池へと続く参道の柳並木が湧水公園となっているパワースポット。水面には木々の枝葉が影を落とし、水の中には真鯉が泳ぎ、それを追う子どもたちの声がのどかに響きます。
また、ほど近い題唱寺北側には3段の水槽からなる共同の洗い場があり、生活用水として湧水が利用されています。さらに、豊富な湧き水は水田にひかれて農業用水に流れ込みます。
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富士市比奈 | ![]() |
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富士市みどりの課 0545-55-2795 |
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岳南鉄道線岳南富士岡駅から徒歩15分。 |
お問い合わせ
くらし・環境部政策管理局企画政策課(移住・定住担当)
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-3318
ファックス番号:054-221-3559
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