BLUE ECONOMY EXPO@Suruga Bayを開催!

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ページID1065660  更新日 2024年8月20日

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MaOIプロジェクトについて

 本県では、日本一深い駿河湾や、日本有数の汽水湖である浜名湖など、豊かな海洋資源を活かし、「海洋産業の振興」と「海洋環境の保全」の世界的拠点の形成を目標に、平成30年度から「マリン オープンイノベーションプロジェクト(通称MaOI(マオイ)プロジェクト)」に取り組んでいます。
 プロジェクト推進機関のMaOI機構を中心に、県内外の大学や研究機関、企業等と連携し、研究開発や事業化などに取り組んだ結果、これまでにサーモンなどの陸上養殖技術や、海洋微生物等を活用した食品の開発、魚類由来成分を用いた創薬研究、藻場の保全・再生など、様々な実績を積み上げてきています。

BLUE ECONOMY EXPOの開催

 プロジェクト開始から5年が経つ今、取組をさらに進化させ、新しいステージへと引き上げていくことを目指し、この7月17日、18日に『BLUE(ブルー) ECONOMY(エコノミー) EXPO(エキスポ)@Suruga(スルガ) Bay(ベイ)』を、清水港で開催しました。テーマは「駿河湾をテストベッドとしてブルーエコノミーが創り出す未来」です。
 「ブルーエコノミー」とは、持続的な海洋資源の利用を通じた経済成長と環境保全の両立を目指す考え方で、世界的に広がりを見せています。
 EXPOでは、ブルーエコノミーに関する国際会議である「海の未来会議」と、海洋関連企業の展示会である「海のEXPO」を同時に開催しました。これは、日本の地方都市において初の試みでした。

海の未来会議

 「海の未来会議」は、国内外の有識者、企業・研究機関等が参加する国際会議で、笹川平和財団の角南篤理事長や、サンディエゴの海洋クラスター代表者、マット・クラッセン氏など、日本のほか延べ6か国・地域32名の方に、先進的な取組事例等をもとに、ブルーエコノミーが創り出す未来について御議論をいただきました。
 基調講演で角南理事長は、「日本でも国家レベルで『海業(うみぎょう)』への関心が高まっており、取組事例の集約や人材育成が必要」とお話しされ、MaOI機構が世界と肩を並べる組織に発展していけばと期待の言葉を述べられました。
 また、静岡県選出の国会議員の皆様等で構成される「駿河湾スマートオーシャン議員連盟」会長の上川陽子外務大臣からも、ブルーエコノミーに関する取組が着実に進展していると激励のビデオメッセージをいただきました。

写真:未来会議での鈴木知事挨拶
未来会議での鈴木知事挨拶
写真:登壇者の記念写真
登壇者の記念写真

海のEXPO

 「海のEXPO」には、海洋スタートアップ12社をはじめ、46社・団体の皆様に出展いただき、魚の病気をAIで検出する「UMIDaS」を開発した株式会社ストラウト、海洋レーダーシステムを開発するORNIS株式会社などをはじめ、水中ドローン等の機器や通信、養殖、ブルーカーボンなど、最先端の技術を御紹介いただきました。会場には、県内外の企業や団体、水産・海洋関係者など多くの皆様が来場され、非常に活気のある展示会となりました。

写真:水中ドローンの紹介
水中ドローンの紹介
写真:展示会の賑わい
展示会の賑わい

 今回のEXPOには、WEBを含めて述べ2,500人以上の方が参加され、ブルーエコノミーや海洋産業に対する関心の高さを改めて示すことができました。
 このEXPOを今後も継続・発展させることにより、海洋スタートアップの誘致等を通じて、海洋関連産業の振興を加速化させ、本県の豊かな海洋資源を活かした世界的拠点の形成に繋げていきます。

内容に関するお問い合わせ

静岡県経済産業部産業革新局新産業集積課新産業集積第2班
住所:〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2985
メール:trc@pref.shizuoka.lg.jp