(4)保育施設等の安全管理対策
令和4年12月県議会定例会知事提案説明要旨
【1.喫緊の課題への対応】
(4)保育施設等の安全管理対策
次に、保育施設等の安全管理対策についてであります。
本年9月に発生した牧之原市の認定こども園での事故につきましては、9月9日から10月13日にかけ、牧之原市とともに、特別指導監査を実施いたしました。
この結果、送迎用バス降車時や登園時の園児の確認、欠席連絡がない園児の保護者への確認が未実施であることなどを事故原因と特定し、安全確保のための組織体制の不備などについて改善勧告をいたしました。引き続き、牧之原市と連携し、安全管理の確実な実行を確保してまいります。
また、9月27日から先月18日まで、県内で送迎用バスを運行する保育施設等270施設全てに対して立入りを実施し、安全管理状況の確認や改善指導などを行い、対策の徹底を図ってまいりました。
さらに、今回の事故原因や、国が策定した緊急対策等を踏まえ、専門家などの御意見もいただき、10月28日に本県独自の「教育・保育施設におけるこどもの車両送迎に係る安全管理指針」を策定いたしました。
この指針に基づき、安全管理統括者である園長の役割の明確化や、ダブルチェック体制の整備、登園管理手順の具体化など、各施設の安全管理の徹底を図ってまいります。
今回のような事故が二度と起こらないよう、国や市町など関係者と連携し、保育施設等の安全管理対策の徹底に、全力で取り組んでまいります。