(2)盛土対策
令和4年12月県議会定例会知事提案説明要旨
【2.県政の概要】
(2)盛土対策
次に、盛土対策についてであります。
熱海市逢初川源頭部に残っている土砂につきましては、前土地所有者に対する撤去等の命令が履行されないため、10月11日、行政代執行を開始いたしました。来年の雨期前までに、撤去を完了し一日も早く現地の安全を確保してまいります。
熱海土石流災害に関する県を被告とする損害賠償請求訴訟につきましては、10月28日に静岡地方裁判所沼津支部より訴状の送達を受けました。今後の訴訟において、御遺族、被害者の皆様のお気持ちを真摯に受け止め、誠実かつ、適切に対応してまいります。
熱海市逢初川源頭部以外の不適切な盛土につきましては、盛土対策課を中心とした監視・指導を徹底し、指導に従わない行為者の摘発などにつなげているところであります。特に、緊急性の高い不適切な盛土につきましては、市町と連携し、速やかな現地の安全対策を進めております。
引き続き、不適切な盛土から、県民の皆様の生命や財産を守るべく、「盛り土110番」など、あらゆる手段により、早期に情報を把握するとともに、市町や関係機関と緊密な連携のもと、厳格かつ的確な監視・指導に取り組み、安全を確保してまいります。