第20回『しずおか健幸惣菜の販売・提供拡大に取り組んでいます』

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ページID1010996  更新日 2023年4月11日

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皆さん、「しずおか健幸(けんこう)惣菜」を御存知でしょうか。「しずおか健幸惣菜」とは、下表の基準に即して、野菜をたっぷり使い、肉・魚・卵・大豆製品の量に配慮し、カロリー・塩分が控えめな「おかず」のことです。県内のスーパーマーケットや社員食堂でお買い求めいただくことができます。

しずおか健幸惣菜の基準

区分

エネルギー
(kcal)

食塩相当量
(g)

野菜量(g)
(きのこ・海藻・いも類を含む)

肉・魚・卵・大豆製品(g)

主菜

550kcal未満

2g未満

付け合わせを含めて
合計50g以上

90~150g

副菜

200kcal未満

1g未満

2種類以上
合計70g以上

-

一皿で主菜・副菜

450~650kcal

2.7g未満

2種類以上
合計120g以上

90~150g

※平成29年度第1回しずおか健幸惣菜検討委員会において、基準決定

健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間のことを健康寿命といいますが、健康寿命が平均寿命に近づくほど、長く健康で生き生きと過ごすことができるということになります。令和3年12月に公表された令和元年の都道府県別健康寿命によると、本県の健康寿命は男性が73.45歳、女性が76.58歳で男女ともに全国5位でした。

グラフ:全国の健康寿命と平均寿命の推移

グラフ:静岡県の健康寿命と平均寿命の推移


一方、健康寿命が全国上位の本県ではありますが、脳梗塞や脳内出血などの脳血管疾患による死亡者数の割合が全国平均と比べて高いことが分かっています。脳血管疾患を引き起こす主な要因の一つとされる高血圧の予防には、日々の食事の中で、食塩の摂取を減らし、野菜を多くとることが効果的であると言われています。具体的には、1日の食事で350gの野菜をとり、食塩の摂取を男性が8.5g未満、女性が7.5g未満とすることが望ましいとされていますが、忙しい毎日の中でこれらを満たすことは簡単ではありません。

しかし、「しずおか健幸惣菜」を上手に活用いただければ、それらを満たし健康に配慮した食事をとっていただくことができます。

このことから、より多くの方に「しずおか健幸惣菜」を知っていただくため、平成29年度から、レシピ集の作成や県内スーパーマーケット等における販売イベントを行ってきました。更に、令和2年度からは、県民の皆様にさらに身近なものとして御活用いただけるよう、県内企業の社員食堂やスーパーマーケット等の惣菜・弁当販売店に「しずおか健幸惣菜パートナー」に登録いただき、「しずおか健幸惣菜」を積極的に販売いただいています。令和4年1月末時点で、県内105施設に登録いただいており、今後さらに拡大していく予定です。皆さんもお近くの「しずおか健幸惣菜パートナー」を探して、御自身や御家族などの健康のために「しずおか健幸惣菜」を上手に活用してみませんか。

スーパーマーケット等の惣菜・弁当販売店で販売されるメニュー

店舗

販売されるメニュー

エスポット富士宮店(富士宮市) もやしDEパスタ(とろたまツナナポリタン、銀鮭&野菜カルボ、豚肉&野菜あんかけ)
Obento三枝商店(藤枝市) さば竜田揚げ油淋鶏ソース、甘辛豚とナッツのオイスター炒め、合鴨とかぶのシーザードレッシング
おもひで横丁藤枝市場(藤枝市) えにわ豚しょうが焼き、乾燥しいたけの揚げ出し、鯖のKita糀®焼き
可美給食株式会社(浜松市南区) からだデリ栄養バランス弁当
くるみキッチンプラス+(藤枝市) コンディショニングボックス(焼津小川さばチキンと大豆ミートからあげ)
KOマートfine藤枝店fineデリ(藤枝市) イタリアンキャロットラペ、きのこと旬野菜のマリネ
しずてつストア(29店舗) 枝豆とツナのひじきサラダ
惣菜屋あお木(静岡市葵区) シーザーサラダwithしらす
鶏料理ゆい吉(藤枝市) 鶏ミンチとたっぷり野菜の油揚げ包
はれの季小杉苑(藤枝市) 鶏の豆腐ハンバーグ弁当
ベルメシLab.(静岡市葵区) ベルメシランチBOX(豚の生姜焼き、大豆といろいろ野菜のドライカレー、鶏の野菜あんかけなど週替わり)
マックスバリュ(県内21店舗) 豚しゃぶ肉とダシ炒め野菜の盛合せ

※実際の販売状況は、店舗の状況により異なりますので、御了承ください。


写真:弁当1

  • ベルメシランチBOX
  • (大豆といろいろ野菜のドライカレー)
    (店舗:ベルメシLab.)

写真:弁当2

  • コンディショニングボックス
  • (焼津小川さばチキンと大豆ミートからあげ)
    (店舗:くるみキッチンプラス+)

なお、「しずおか健幸惣菜パートナー」の売り場には、このたび決定したロゴマークを使用した販売促進POPが掲げられ、また、商品にはロゴマークのシールが貼られていますので、「しずおか健幸惣菜」であることが一目でわかると思います。このロゴマークは、昨年7月から9月にかけて公募した計313点からの中から選ばれた、熱海市のグラフィックデザイナー大沼園子さんにの作品です。富士山をモチーフに、「健幸惣菜」の文字に県特産の「わさび」「みかん」「お茶」「サクラエビ」のイラストを組み込んだデザインとなっています。ロゴマークを見かけましたらぜひ商品をお手にとってみてください。

ロゴマーク:しずおか健幸惣菜
「しずおか健幸惣菜」のロゴマーク
写真:売り場の様子
販売の様子(店舗:マックスバリュ浜松和田店)

また、ご家庭でも「しずおか健幸惣菜」を作ってみたい方は、クックパッド『「静岡県ちゃっぴー」のキッチン』にレシピを掲載していますので、是非ご覧ください。

その他、県では、健康寿命延伸のための様々な取組を進めています。本県が過去に実施した高齢者14,001人の高齢者コホート調査の結果によると、「食生活」「運動」「社会参加」について良い習慣がある人は、3つとも課題がある生活習慣の高齢者に比べ死亡率が約半分であることが分かりました。

「運動」について、県では、1日60分以上の運動を週2回行うことを推奨しています。運動不足を感じられている方は、まずは1日10分の運動から始めてみませんか。健康づくり応援ポータルサイト「むすびば」では、県内46種類のご当地体操やハイキング、ヨガなどの動画コンテンツを配信しています。また、このサイトでは、通いの場や居場所、認知症カフェ等約300か所の「社会参加」の場も検索することができます。新型コロナウイルス感染症の影響で運動や人と交流する機会が減っている方にぜひ御活用いただきたいと思います。

今後も「しずおか健幸惣菜パートナー」の拡大や新たな商品・レシピの開発を通じて、多くの県民の方々に「しずおか健幸惣菜」を手に取っていただくことで、県民の誰もが健康に人生を送れる静岡県にしてまいります。