第35回『静岡SSUボニータ なでしこリーグ1部開幕前表敬訪問を受けました』

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ページID1053307  更新日 2023年4月25日

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3月6日、なでしこリーグ1部、静岡SSUボニータの小川貴史監督、選手会長でディフェンダーの塩澤優選手、副キャプテンでミッドフィールダーの日野李保選手ほか関係者が副知事室を訪れ、今シーズン開幕報告と意気込みを語ってくださいました。

3月6日表敬の様子の写真
3月6日表敬の様子
2022なでしこリーグ2部の試合の様子の写真
2022なでしこリーグ2部の試合の様子

静岡SSUボニータは、磐田市を拠点として、静岡産業大学磐田レディースとして創部し、名称変更などを経て現在の形になりました。静岡産業大学のサッカー部や卒業生、社会人などが一体となったチームで、昨シーズンは、なでしこリーグ2部に所属していましたが、創部15年目で初優勝を勝ち取り、見事1部への昇格を果たされました。昨シーズンは、全18試合で無警告無退場のフェアプレー、さらに第6節以降は負けなしという素晴らしい戦いでした。
今回訪問していただいた選手2名は静岡市出身で、日中はチームのスポンサーでもある企業で働きながら、夕方から練習に励んでいるそうです。穏やかで控えめな印象でしたが、開幕の意気込みを伺ったときに、「静岡のあたたかい応援に恩返しする気持ちでピッチに立ちたい。初戦から勝ちにいきたい。」と話されている様子から力強さとサッカーへの熱い心を感じました。これまで以上にハイレベルなリーグへの挑戦となりますが、昨シーズンの勢いをそのままに思いきりプレーしていただきたいと思います。

なでしこリーグ1部の画像

日本で女子サッカーが注目を浴びるようになったのは、2004年8月に行われたアテネオリンピックのアジア予選で、強豪北朝鮮に勝ち、見事出場枠を獲得したことがきっかけだと思います。その年に「なでしこジャパン」という日本女子代表チームの愛称がつけられ、リーグ名の愛称にも「なでしこ」という名称がつけられました。2011年7月に行われたFIFAワールドカップの優勝は、さらに女子サッカーへの関心を高める出来事だったのではないでしょうか。

日本女子サッカーリーグの画像
日本女子サッカーリーグ

県内における女子サッカーには、アマチュアリーグであるなでしこリーグ1部に静岡SSUボニータ、2部にJFAアカデミー福島があります。また、藤枝順心高等学校、静岡産業大学など中学、高校、大学において全国で優秀な成績を納めているチームが多数あります。しかし、プロリーグであるWEリーグに所属するチームは現在県内にはありません。静岡SSUボニータがなでしこリーグ1部で躍進し、近い将来WEリーグに所属することになれば、県内女子選手にとって大きな目標となり、これまで以上の盛り上がりが期待できます。今後も女子サッカーの強化・育成はもちろんのこと、興味をもってもらえるよう普及活動にもより一層力をいれていきたいと思っております。

本県では、ラグビーワールドカップ2019、東京2020オリンピック・パラリンピックの開催成果を生かし、スポーツ大会・合宿誘致など、スポーツによる地域と経済の活性化を推進する専門組織として、令和5年4月に新たに「スポーツコミッションShizuoka」を設立します。本県には、サッカーのみならず、ラグビー、バスケットボール、自転車など、様々なスポーツチームがあり、本県の重要なスポーツ資源となっています。「スポーツコミッションShizuoka」は、県内スポーツチームと連携し、スポーツチームの認知度向上と試合観戦者の増加に資する取組を進めることで、スポーツにより静岡県を元気にしてまいります。