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ホーム > 県政情報 > 県政総合 > ようこそ部局長室へ > 地域外交担当部長室 > ウクライナ問題を考える

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更新日:令和4年8月4日

ウクライナ問題を考える

シアによるウクライナ侵攻から5か月が経過しました。相変わらず戦火の様子は連日テレビや新聞紙上で取り上げられ、出口が見えない状況です。この問題に関する国民の関心も以前より薄れてきていると感じられます。

県は、「友好的互恵・互助に基づく善隣外交」を基本理念として、海外との揺るぎない信頼関係を築き、国家間の平和構築にも寄与するという考えの下、地域外交を展開していますので、この状況をどのように考えたらよいのか、私達も難しい状況に直面しています。

このため、静岡県地域外交局では、ロシアのウクライナ侵攻が及ぼす影響を特に若い世代の方々に「自分ごと」として考えていただくため、静岡県立大学現代韓国朝鮮研究センターと共催で、「ウクライナ情勢と人道主義~北東アジアから考える『平和構築』~」と題し、7月27日(水曜日)に対面とオンラインを併用した県民公開セミナーを開催しました。県立大学の学生や一般の方々およそ100名が視聴されました。最初に、県立大学国際関係学部の山下光教授が、人道主義が普遍的で個人的なもであるが故に、今回の戦争を自分ごとと捉えることができる旨、基調報告されました。それを受け同大学の小針進教授の進行により、山下教授や奥薗秀樹同大学教授が、今回の戦争の北東アジアに及ぼす影響について討論を行った後、会場からの質疑に応じました。以下、興味深かった点を御紹介いたします。

 

1人道主義」の観点から考える重要性山下教授基調報告から~

<国際社会の対応>

際社会では約400の国連機関及び人道支援組織が活動し、米国、欧州諸国など各国・社会が人道支援をする一方、日本政府も資金や物資の人道支援、避難民の受入、自衛隊機による輸送支援を行っています。本県においては、この4月に発足した民間のネットワーク”ウクライナ希望のつばさSHIZUOKA”や市町と連携して、ウクライナの避難民の受入を支援しています。

 

<人道主義の重要性>

この人道主義、人道活動は、国際人道法などの法整備がされており、紛争状況における人間の尊厳を尊重することを目的にしています。国際社会は、外交圧力として、ウクライナの主権・独立・領土保全の確認、ロシアによる主権・独立侵害違反の非難、文民保護、人道支援の促進などを決議しました。法正義という観点からは、早い時期から国連人権理事会、各国など様々な機関が戦争犯罪調査に着手しました。

回のウクライナとロシアの戦争は、日本に住む私達がアジア・世界の紛争や危機を捉える上で一貫した視点~「私の問題」としての人道危機~を提供してくれるものです。ウクライナ以外にもアフリカ、ミャンマーなど世界各地で起きている危機への関心を持つこと、そして中国・台湾、朝鮮半島、南シナ海など将来アジアで起こりえる危機を認識するの二つの視点で考えることが重要ということです。

 

2停戦の位置付け」「人ごとではないが当事者にならない日本人の立ち位置」

先生方から様々な論点が提起されました。

回のロシアの行為を正当化することはできないので、ロシアが勝利するシナリオは望まないが、一方で被害をこれ以上増やさないため、速やかに和平するとの考えもある。

国と西側諸国がロシアを止められない状況を見て、北朝鮮やイランは国家を守るには核の保有が必要との教訓を得たに違いない。米国の傘に守られている日本は、米国を信じてよいのだろうか。

NATOとロシアの緩衝地帯であったウクライナへの侵攻は、韓国と北朝鮮が統一に向けて動き出した際、北緯38度線以北に在韓米軍が駐留できるのかなど、米国と中国、ロシアに対して大きな影響を及ぼした。

ウクライナで進む戦争犯罪追求のプロセスは、人道主義の観点では評価すべき一方で、和解のプロセスを刺激する面もある。

 

 

セミナー終了後のアンケートや聴講した県立大学の学生のコメントペーパーを見ても、聴講者それぞれに何かしらの問題提起をすることができたのではないかと思います。

交専門家の言葉を借りれば、この戦争の意味するところは、自由主義対権威主義、これまで培ってきた平和のフレームワークの崩壊やグローバリゼーションの縮小など、世界史の時計の針を逆回転させているということです。このような時代にあって重要なことは、私達一人一人が国際情勢を正しく理解し、自分ごととして考え、多様な価値観を尊重するということで、まさにこのような人材を育てることが、私達の進める地域外交の役割の一つではないかとの思いを強くしました。

後に、今回のセミナーの開催にあたり、御協力いただきました静岡県立大学の先生方に感謝申し上げます。

 

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お問い合わせ

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〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6

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