高校生主体の販売実習!沼商屋(ヌマショップ)
11月18日、沼津商業高校の生徒が、サントムーン柿田川で販売実習を行うと聞き、取材に行ってきました。現地では、生徒たちの元気な声が響き渡っていました。
沼商屋(ヌマショップ)
沼商屋(ヌマショップ)は沼津商業高校の総合ビジネス科3年生が主体となり行う販売実習で、今年で22年目を迎えました。今年はサントムーン柿田川で開催されました。
ヌマショップの目的
ヌマショップは、、「生産者と消費者をつなげること」を大きな目的として掲げています。
この目標を達成するために、3つの点に重点をおいています。
ヌマショップ開催までの流れ
まず、生徒だけで企業訪問を実施します。アポイントの取り方や名刺交換など、全てが初めての経験で試行錯誤の連続…今回は地元企業15社とのコラボに成功!企業との連携先が決まり次第、販売手法の検討に入ります。2年時に学んだマーケティング手法を駆使し、仕入れの種類・個数・値段を決めていきます。
販売当日を迎えて
陳列、ポップやヌマショップオリジナルグッズのデザインは情報ビジネス科マルチメディアコースの生徒が担いました。ヌマショップ一推し「シュクルコロン」のコストダウン等の指示は2年主体で実施。学科・学年の枠を超えて連携し、ヌマショップOPEN!
生徒の声
ナカダ店長
小さいころから知っていたヌマショップ。販売することの難しさや嬉しさを感じた。アルバイトとは違い、お店を背負って販売することにプレッシャーもありました。
準備の際に、陳列の難しさを実感しました。どのように並べれば見栄えがいいのか、お客様の目を引くか、買いやすいかなど、考えることが多かったです。
ヌマショップ店長として活動したが、「高校生が生産者と消費者をつなぐ」という目的に対して、皆が前向きに取り組んでくれました。
サイトウ副店長
企業訪問や名刺交換、電話でのアポイント方法など、何もやり方が分からない状態でした。今回ヌマショップで学んだことは、社会に出た時に役立つと感じました。
ヌマショップを開くにあたり、仕入れや陳列など販売店の大変さを知りました。普段、何気なく買い物をしているが、お店の努力があることに気づき、販売店に感謝の気持ちが強く芽生えました。
慣れない接客だが、高校生だからこそできる、元気いっぱいの接客をして、地域を元気にできたらいいと思います。
編集後記
当日は、高校生の元気な声が響いていた。販売場所が2カ所あり、スーパーの近くには、ホッケや漬物など普段の買い物のついでに購入できるものを、フードコートや雑貨屋の近くには、スイーツやパンなどちょっと食べたくなる甘いものを販売するなど、戦略的に考えられていたことに驚いた。
販売していた商品は、老若男女問わず幅広い年齢層に購買意欲をかき立てるようなラインナップだったため、よく考えられていると感じた。
22年も続いているヌマショップ。高校生が「地産地消」の旗をふり、地元を大切にしていることをうれしく思った。
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