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~6月は食育月間・毎月19日は食育の日~
コンビニやスーパーには、手軽で便利な弁当や惣菜がたくさんあります。今回は、弁当や惣菜を選ぶ際の減塩のポイントを
御紹介します。
なぜ減塩が必要なの?
まずは、富士地域の現状です。図1、2は、高血圧症有病者の割合を男女別に、県と富士地域で比較したグラフです。
全年代の男女ともに、県と比べて、富士地域に高血圧症有病者が多く、年代が上がるにつれ、その割合が増えている
ことが分かります。
食塩の過剰摂取と血圧上昇の関連は、多くの研究からも分かっており、若いうちから減塩を心がけることが大切です。
弁当や惣菜の選び方のポイント
成人の食塩相当量の目標量は、男性7.5g/日未満、女性6.5g/日未満ですが、高血圧予防・治療のための目標量は、男
女ともに6g/日未満です。市販のお弁当やカップラーメンには、食塩が5g以上含まれるものもありますので、3つの選び方
のポイントを意識して、減塩してみましょう。
≪ポイント1≫1食当たりの食塩相当量が3g未満になるような組合せ
お弁当ではなく、惣菜を組合せる時は、栄養成分表示を参考に、食塩相当量の合計が3g未満になるように意識しましょう。
主食に、おにぎりやパンではなく、パックの白ごはんなど、味付けされていない主食を選択すると、手軽に減塩できるのでお
すすめです。
≪ポイント2≫調味料の使い方に注意
弁当に添付されている、しょうゆやソース等の調味料、カップラーメンの粉末スープ、サラダのドレッシングには多くの食塩が
含まれています。
弁当のおかずは、しっかり味が付いているため、添付されている調味料は残しましょう。またカップラーメンは、汁を全て飲むと、
食塩を摂り過ぎてしまうため、汁を残すか、粉末スープの量を減らす等、食べ方に注意が必要です。サラダのドレッシングは、
使い切らず、味をつける程度にすると減塩になります。
≪ポイント3≫野菜やきのこ、海藻等を使った副菜を追加する
野菜やきのこ、海藻等には、食塩(ナトリウム)を排泄するカリウムが多く含まれるため、毎食1品以上、副菜を追加することも
効果的です。
米やパン、麺などの「主食」、肉や魚、卵などの「主菜」、野菜やきのこ、海藻などの「副菜」が揃うよう意識して選択することで、
炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラルなど偏りなく摂取でき、栄養バランスの良い食事になります。
今回紹介した3つのポイントを意識し、コンビニやスーパーを上手に活用した減塩に取り組んでみませんか?
お問い合わせ
静岡県富士健康福祉センター
〒416-0906 富士市本市場441-1
電話番号:0545-65-2659
ファックス番号:0545-65-2288
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