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令和3年10月14日現在、静岡県内における新型コロナウイルス感染症新規感染者数は10人未満の状態が続いています。
皆様の感染拡大防止対策の賜物と思っております。ですが、人に健康被害を引き起こす病原体は新型コロナウイルスだ
けではありません。食べ物が原因となって下痢、嘔吐等の健康被害を起こす「食中毒」について、クイズ形式でお知らせし
たいと思います。次の問題に○×でお答えください。
≪Q1≫平成28年~令和2年に静岡県で発生した食中毒において、患者数はノロウイルスを原因とする食中毒が最も多かった。
≪Q2≫ノロウイルスに感染すると、下痢は必ず発症し、嘔吐、発熱等が出る患者もいる。
≪Q3≫テイクアウトしたカレーライスを長時間常温で放置してしまったが、店を信用しているので食べても大丈夫だ。
≪Q4≫鶏肉や鶏レバーのさしみは新鮮であれば食べても食中毒にはならない。
≪Q5≫牛レバー、豚肉を生食用として提供することは食品衛生法で禁止されている。
それでは、回答と解説です。
≪A1≫〇です。
ノロウイルスによる食中毒は患者が多くなる傾向にあります。直近5年間で、食中毒全体の患者数の半数以上をノロウイルスが
占めています。調理従事者が良く手を洗わずに、ノロウイルスを食品に付けてしまうことが主な原因です。
≪A2≫✖です。
「必ず」という言葉が間違いです。不顕性感染(ふけんせいかんせん)と言って、症状がないにも関わらず感染している場合があ
ります。特に調理に関係する人は、症状がなくても油断せず、いつも衛生的な手洗いを心がけてください。
≪A3≫✖です。
飲食店で十分加熱されたとしても、メニューによっては耐熱性の芽胞菌(がほうきん)がほんのわずかに生き残っている場合が
あります。テイクアウトの弁当は速やかに食べるか、冷蔵庫で保管することが大切です。
≪A4≫✖です。
新鮮であっても、生の鶏肉にはカンピロバクターという食中毒菌が高率に付着しています。厚生労働省の資料によると、市販の
鶏肉20~100%からカンピロバクターが検出されたという研究もあります。また、生の鶏肉だけでなく、タタキや低温調理の鶏肉を
原因とした食中毒が毎年数多く発生しています。中心部まで良く加熱して食べてください。
≪A5≫〇です。
過去に牛肉の生食を原因とする腸管出血性大腸菌による大規模な食中毒が発生し、死者も出ています。現在、飲食店で牛レバ-、
豚肉を生食用として提供することは禁止されています。
いかがでしたか。食中毒の詳細は、
富士保健所衛生薬務課のホームページ(https://www.pref.shizuoka.jp/kousei/ko-750/eiseishokuhin.html)、
静岡県衛生課ホームページ(http://www.pref.shizuoka.jp/kousei/ko-520/syokuhin/syokuhin2.html)、
厚生労働省ホームページ(https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000197196.html)を
参照するか、富士保健所衛生薬務課窓口(0545-65-2153)までお問い合わせください。
お問い合わせ
静岡県富士健康福祉センター
〒416-0906 富士市本市場441-1
電話番号:0545-65-2153
ファックス番号:0545-65-2288
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