水利用の現況1(生活用水、工業用水、農業用水)

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ページID1018061  更新日 2023年1月13日

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水利用の現況

水の用途は、生活、工業、農業、養魚、発電などに大別できますが、この他、河川の正常な機能を維持するための河川維持用水を考慮する必要があります。
平成25年の県全体の水利用量は、約41億m3で、農業用水が26.8億m3で最も多く、次いで工業用水の8億m3、生活用水の5.2億m3、養魚用水の1.1億m3となっています。
これを、水源別にみますと河川や湧水などの表流水が約8割、地下水が約2割となっています。
なお、発電用水、河川維持用水は水を"消費"しないため、利用量には含めません。

静岡県の用途別水利用の状況(平成25年)

区分 用途別

利用量(億m3/年)

比率(%)

生活用水

5.2

12.6

工業用水

8.1

19.6

農業用水

26.8

65.1

養魚用水

1.1

2.6

県計

41.2

100

静岡県水利用課 

静岡県の水源内訳(取水量ベース)

表流水 億m3/年

表流水 %

地下水 億m3/年

地下水 %

計 億m3/年

計 %

昭和45年

37.9

68.7

17.3

31.3

55.2

100

昭和55年

38.6

70.7

16

29.3

54.6

100

昭和60年

36.3

71.2

14.7

28.8

51

100

平成2年

36.7

71.8

14.4

28.2

51.1

100

平成7年

35

73.2

12.8

26.8

47.8

100

平成12年

33.7

72.8

12.6

27.2

46.3

100

平成17年

33.8

75.5

11

24.6

44.8

100

平成22年

33.6

78.1

9.2

21.9

43

100

平成25年

32.3

78.4

8.9

21.6

41.2

100

静岡県水利用課 

グラフ:水道事業等給水量の推移

人口の増加や生活水準の向上、都市への人口集中などによって、生活用水の使用量は、年々増加していましたが、水需要の低迷や節水意識の高まり等により近年はピーク時より減少傾向にあります。
しかし、40年の経年変化で見ますと、水道事業の一人一日当りの給水量は、昭和45年度に342リットルであったものが、平成22年度には405リットルと、約1.2倍に増加していますし、全体量では約2倍へと増加しています。

静岡県の水道事業等の給水量(単位:百万m3/年、千人、リットル/人・日)
項目 昭和45年 昭和50年 昭和55年 昭和60年 平成2年 平成7年 平成12年 平成17年 平成22年 平成25年
給水量 (100.0)
269
(143.1)
385
(161.0)
434
(186.5)
502
(227.3)
612
(216.5)
583
(210.4)
567
(204.6)
551
(204.0)
549
(193.7)
521
給水人口 (100.0)
2,154
(123.7)
2,666
(137.7)
2,966
(147.2)
3,171
(166.1)
3,578
(158.9)
3,423
(163.3)
3,519
(165.9)
3,574
(172.5)
3,716
(168.9)
3,638
1人1日給水量 (100.0)
342
(115.8)
396
(117.0)
400
(126.9)
434
(137.1)
469
(136.0)
465
(129.2)
442
(123.7)
423
(118.4)
405

(114.9)
393

資料:「静岡県の水道の現況」水利用課

円グラフ:目的別家庭用水使用量の割合

生活用水は家庭用水と都市活動用水に分けられます。家庭用水は一般家庭の飲料水、調理、洗濯、風呂、掃除、水洗トイレ、散水などに用いる水です。
その割合は、右図のとおり、2006年度の東京都水道局の調べで、 トイレ28%、風呂24%、炊事23%、洗濯16%、洗面その他9%となっており、10年前と比べると、トイレの比率が多くなり、洗濯の比率が小さくなっています。

工業用水

グラフ:工業用水使用量・回収率

静岡県における工業用水の利用量はパルプ・紙、化学工業など用水型工業の発達により急激に増加してきました。 主な用途は、製品処理及び洗浄用水が5割弱で、冷却用水とあわせると8割以上を占めます。 水源は、地下水のほか、昭和16年に給水を開始した静清工業用水道をはじめ、柿田川、富士川、東駿河湾、中遠、西遠、湖西、東遠の8工業用水道が整備されており、地下水から工業用水道への転換が進められています。 また、使用水の再利用と効率化を推進するための努力もされています。

静岡県の工業用水使用量(単位:百万m3/年)

項目

昭和45年

昭和50年

昭和55年

昭和60年

平成2年

平成7年

平成12年

平成17年

平成22年

平成24年

使用水量

1,608

1,825

1,989

2,003

2,060

2,193

2,580

2,349

1,952

1,778

補給水

1,360

1,290

1,212

1,161

1,217

1,094

1,168

1,011

902

801

回収水

248

535

777

842

843

1,099

1,412

1,338

1,050

977

回収率

15.40%

29.30%

39.10%

42.00%

40.90%

50.10%

54.70%

57.00%

53.80%

54.90%

資料:「静岡県工業統計調査報告書」水利用課集計

農業用水

グラフ:かんがい面積と用水量の推移

農業用水は、水田や畑地のかんがい用水及び畜産用水など農業生産に利用されるとともに、地下水のかん養、水の浄化など自然環境の保全に大きな役割を果たしています。
本県には、歴史的に名高い深良用水、磐田用水等があり、水田を中心に利用されています。
最近では、農業構造の変化に伴う水田再編成や牧之原台地、浜名湖北部地域等での畑地かんがい事業の実施により、農業用水の効率的利用が図られてきています。

写真:茶畑のスプリンクラー

静岡県のかんがい農地面積と用水量(単位:ha,百万m3/年)

項目

昭和45年

昭和50年

昭和55年

昭和60年

平成2年

平成7年

平成12年

平成17年

平成22年

平成24年

面積 水田

50,700

41,000

35,500

33,300

30,600

28,400

26,690

25,180

23,437

23,174

面積 畑

5,500

6,900

7,400

7,800

9,000

12,700

7,794

20,060

21,259

21,436

面積 計

56,200

47,900

42,900

41,100

39,600

41,100

34,484

45,240

44,696

44,610

用水量

3,313

3,198

3,183

3,986

2,917

2,769

2,670

2,734

2,697

2,689

静岡県農地計画課

このページに関するお問い合わせ

くらし・環境部環境局水資源課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2289
ファクス番号:054-221-3278
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