平成29年地価公示結果

ページID1029767　更新日 2023年1月11日

1　概要

注　本データは国土交通省土地鑑定委員会が作成した資料に基づき、静岡県内の672地点についてまとめたものである。

(1)県全体の平均価格、平均変動率(単位：円/平方メートル、%)

用途	平成29年平均価格	平成29年調査地点数（継続地点数）	平成29年平均変動率	平成28年平均変動率
住宅地	72,900	468（459）	-0.8	-0.9
宅地見込地	-	-	-	-
商業地	145,800	162（153）	-0.4	-0.7
工業地	49,700	42（38）	-0.8	-1.2

平均変動率は、住宅地-0.8%（地方圏-0.8、全国0.0%）、商業地-0.4%（地方圏-0.9％、全国+1.4%）、工業地-0.8%（地方圏-0.7％、全国+0.3%）と、昨年に引き続きすべての用途で下落となったが、下落幅は縮小した。

住宅地及び商業地の平均変動率は、ともに9年連続で下落した。

昭和62年を100とした指数は、住宅地が85、商業地が49である。

(2)平均変動率の市町順位（全用途）＊市町名右の（）内は継続地点数

上位（全用途）
順位	市町名（継続地点数）	平均変動率(%)
1	長泉町（6）	+0.6
2	三島市（21）	+0.1
3	静岡市（129）	0.0
4	浜松市（134）	-0.1
5	清水町（4）	-0.2

下位（全用途）
順位	市町名（継続地点数）	平均変動率(%)
1	牧之原市（6）	-4.1
2	焼津市（22）	-3.1
3	吉田町（3）	-3.0
4	伊豆市（6）	-2.7
5	河津町（3）	-2.4

（注）県内32市町。なお、松崎町、西伊豆町及び川根本町には、地価公示標準地が設定されていない。

上昇地点は住宅地が92地点（前年91）、商業地が43地点（前年43）、工業地が6地点（前年7）、横ばい地点（変動率0.0％）は住宅地が92地点（前年93）、商業地が30地点（前年29）、工業地が11地点（前年8）、下落地点は住宅地が275地点（前年251）、商業地が80地点（前年78）、工業地が21地点（前年22）であった。

継続調査地点数は、住宅地459地点、商業地153地点、工業地38地点

変動率上位は、首都圏への通勤圏として人気が高いJR三島駅に近い長泉町、三島市、清水町と、中心商業地の投資需要が拡大した静岡市及び浜松市となった。

変動率下位は、ほとんどが沿岸部に標準地を抱える市町となった。依然として沿岸部回避傾向は継続しているが、他に人口減少や供給過剰などの影響もあり、下落要因が複合的になっている。

(3)市町別最高価格地点の順位(単位：円/平方メートル、％）

住宅地
順位	市町名（標準地番号）	価格	変動率
1	浜松市（浜松中-24）	259,000	+1.6
2	静岡市（葵-2）	254,000	+2.0
3	三島市（三島-5）	156,000	+0.6
4	沼津市（沼津-2）	138,000	0.0
5	長泉町（長泉-5）	134,000	+0.8

商業地
順位	市町名（標準地番号）	価格	変動率
1	静岡市（葵5-1）	1,460,000	+2.8
2	浜松市（浜松中5-1）	605,000	+1.2
3	沼津市（沼津5-1）	310,000	-2.2
4	三島市（三島5-1）	306,000	+0.3
5	藤枝市（藤枝5-4）	147,000	+1.4

住宅地1位の「浜松中-24」はマンション用地で5年連続、2位の「葵-2」は戸建住宅用地1位で30年連続、商業地1位の「葵5-1」は35年連続。

住宅地は5位までの順位は昨年と同じである。商業地は5位が御殿場市から藤枝市に入れ替わった。