ここから本文です。
平成30年9月9日、岐阜県の養豚場において、国内では平成4年以来26年ぶりとなる豚熱(CSF:ClassicalSwineFever)の発生が確認され、その後、愛知県、長野県、滋賀県、三重県、福井県、埼玉県、山梨県、沖縄県、群馬県、山形県、和歌山県、奈良県、栃木県、神奈川県、宮城県及び茨城県で発生が確認されています。
静岡県では、令和元年10月18日、死亡野生イノシシにおいて、県内で初めてとなるCSF陽性事例が確認されました。養豚場でのCSFの発生はありません。
畜産農家の皆様方におかれましては、引き続き、飼養衛生管理の徹底や異常があった場合の早期通報について、万全を期していただくようお願いいたします。
令和3年12月25日に宮城県の養豚場において豚熱が発生し、当該養豚場から販売された精液を使用した県内養豚場の飼養豚が疑似患畜と判定されたため、防疫措置を実施し、12月26日17時30分に完了しました。
疑似患畜とは、豚熱が発生した養豚場と関連した養豚場の豚が指定されるもので、本県の養豚場では、豚熱は発生していません。
豚熱は豚・イノシシの病気で、人に感染することはありません。
また、感染した豚の肉が市場に出回ることはありません。
この判定を受け、静岡県では同日、第6回本部員会議を開催しました。(会議資料)(PDF:3,814KB)
令和3年12月26日14時発表:豚熱の防疫措置の進捗状況(第1報)(PDF:54KB)
令和3年12月26日20時発表:豚熱の防疫措置の進捗状況(第2報:完了)(PDF:51KB)
令和4年1月25日14時発表:県内の豚熱疑似患畜の確認農場の移動制限の解除について
開催年月日 | 会議資料 |
---|---|
令和元年10月24日 | 第1回本部員会議資料(PDF:754KB) |
令和元年10月30日 | 第2回本部員会議資料(PDF:409KB) |
令和元年11月20日 | 第3回本部員会議資料(PDF:1,404KB) |
令和2年1月9日 | 第4回本部員会議資料(PDF:556KB) |
令和2年2月6日 | 第5回本部員会議資料(PDF:8,151KB) |
令和3年12月25日 | 第6回本部員会議資料(PDF:3,814KB) |
令和元年10月17日に藤枝市内で発見された死亡野生イノシシについて、県による遺伝子検査で陽性が疑われ、国の研究機関においてCSF確定検査を実施したところ、10月18日にCSFウイルス陽性が確定しました。
詳細は添付ファイルをご覧ください。
豚コレラ防疫対策会議資料(10月18日開催)(PDF:2,258KB)
令和4年5月12日までの検査において、野生イノシシ381例で感染が確認されています。
詳細は、こちらをご覧ください。
県内で捕獲・死亡した野生イノシシの検査結果
(1)期間
死亡イノシシ:平成30年9月14日から
捕獲イノシシ:令和元年7月28日から
(2)対象地域
死亡イノシシ:静岡県全域
捕獲イノシシ:静岡県全域
(3)結果
検査実施状況(PDF:1,231KB)(5月12日検査分まで)
|
陽性 |
陰性 |
計 |
---|---|---|---|
死亡イノシシ |
155 |
192 |
347 |
捕獲イノシシ |
226 |
6,270 |
6,496 |
計 |
381 |
6,462 |
6,843 |
野生イノシシにCSFの免疫を付与し、CSFのまん延を防止するため、経口ワクチンを散布しています。
(1)経口ワクチン散布地点及び免疫獲得イノシシ※の確認地点
抗原検査(PCR検査・遺伝子検査)が陰性、かつ抗体検査(ELISA検査)が陽性であるイノシシ
(2)免疫獲得率
野生イノシシのCSF免疫獲得率
令和3年12月は、31%(免疫獲得数44頭/検査頭数143頭)でした。
なお、この経口ワクチンを摂取したイノシシの肉を食べても、人体に影響はありません。
(3)免疫獲得率の推移
検査年月 |
R2.3月 |
9月 |
R3.3月 |
4月 |
5月 |
6月 |
7月 |
8月 |
9月 |
10月 |
11月 |
12月 |
免疫獲得率 |
15% |
19% |
38% |
30% |
45% |
52% |
23% |
23% |
20% |
19% |
16% |
31% |
家畜伝染病予防法第6条に基づき、飼養豚・いのししへの予防的ワクチン接種を実施しています。
初回一斉接種:令和元年11月3日~18日
これ以降、離乳後の子豚等への接種を随時実施しています。
静岡県内では、養豚場でのCSF発生予防対策として畜産関係車両を対象とした消毒を実施しています。
期間:平成31年2月20日~3月24日、平成31年3月29日~
No |
設置施設名 |
設置場所住所 |
稼働時間 |
---|---|---|---|
1 |
湖西市新居浄化センター |
湖西市新居町浜名2800 | 午前6時~午後6時 |
2 | 清水宍原スポーツ広場駐車場 | 静岡市清水区宍原185-1 | 午前6時~午後6時 |
CSFは、豚やイノシシには強い伝染力を持つ病気ですが、人に感染することはありません。(CSFについて(食品安全委員会))(外部サイトへリンク)
感染した豚の肉が市場に出回ることはなく、仮に感染した豚・イノシシの肉や内臓を食べても人体に影響はありません。
CSFワクチンは豚に免疫をつけるためのもので、肉の安全性に影響はなく、接種した豚肉を食べても人体に影響はありません。
生の豚肉やイノシシ肉を含む生ごみ等は、野生イノシシと接触しないように管理し、お住まいの市町のルールに基づいて適正に廃棄してください。
県民の皆様は、死亡したイノシシを見つけた場合には、接触しないようご注意いただき、お住まいの市町の農業担当課に一報していただくようお願いします。
県内の山林でCSFに感染した野生イノシシが確認されています。CSFウイルスは、感染した野生イノシシのフンにも混ざっているため、靴底や車のタイヤなどに付着した土により運ばれる可能性があります。養豚場での感染を防ぐため、下山したら土をよく落としていただくよう、お願いいたします。
山林に入る方へのお願い(ご案内チラシ)(PDF:138KB)
豚の病気(CSF・ASF)の感染防止のためのチラシの配布について(関東農政局)(外部サイトへリンク)
豚等の飼育施設に野生イノシシが侵入しないよう、飼育環境を確認してください。(CSF侵入防止に係る再確認のお願いについて(岐阜県)(外部サイトへリンク)
農場敷地内や出入りする車両・人の消毒を徹底してください。(CSF防疫のための消毒事例集)(PDF:745KB)
飼っている豚等に異常があった場合は、最寄りの家畜保健衛生所へご連絡ください。
飼っている豚等にまだワクチンを接種していない方は、最寄りの家畜保健衛生所へご連絡ください。
エサに豚肉やイノシシ肉を含む場合は、しっかり加熱処理をしてから与えてください。(予防対策の重要ポイント(農林水産省))(外部サイトへリンク)
CSFウイルスが人・物・車両により農場内に持ち込まれることで感染拡大につながります。
農場に出入りする際には、車両や靴、手指等の消毒や、衛生管理区域専用の衣服及び靴の着用を行っていただき、CSFの感染拡大防止について、御理解と御協力をお願いいたします。
お問い合わせ
経済産業部農業局畜産振興課
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2709
ファックス番号:054-273-1123
より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください