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がん対策ネットワーク 2016年7月1日配信号
こんにちは。静岡がんセンター疾病管理センターの日吉です。
配信先の皆さまには、がん対策ネットワーク満足度アンケートにご協力いただきありがと
うございました。今号から、アンケートでいただいたご意見・ご要望をもとに、見やすく、
わかりやすい内容になるよう工夫していきたいと思っています。
(アンケートの集計結果は後日お知らせします)
------★ 目 次 ★--------
1【情報提供】がん診療連携拠点病院などでの治療実態を調査(国立がん研究センター)
2【情報提供】受動喫煙原因で日本は年間1万5千人が死亡
3【情報提供】災害時のオーラルケア方法(サンスター)
4【情報提供】受診率向上に参考となる資料
5【お知らせ】7月8日 患者・家族集中勉強会 肺がん編(再掲)
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1【情報提供】がん診療連携拠点病院などでの治療実態を調査
(国立がん研究センター)
国立がん研究センターは、がん患者に対して推奨される「標準治療」の実施率に関する
調査結果を公表した。胃がんや肺がん、乳がんなど9項目の治療・検査で標準治療の実施
率は平均68.2%だった。実施しなかった理由も調べた結果、患者の希望や、全身の機能の
低下など患者の状況で判断されていた。
全国どこでも標準的な治療が受けられる体制整備は国のがん対策の柱の一つになってい
る。
詳細はこちら▼
http://www.ncc.go.jp/jp/information/press_release_20160526.html
http://www.ncc.go.jp/jp/information/pdf/press_release_20160526_shiryo02.pdf
2【情報提供】受動喫煙原因で日本は年間1万5千人が死亡
受動喫煙が原因で死亡する人は、国内で年間約1万5千人に上るとの推計を厚生労働省の
研究班が世界禁煙デーに合わせて公表した。
平成22年の推計では約6800人だったが、その後の研究で脳卒中と受動喫煙の因果関係が
明らかになり、脳卒中による死亡の約8千人が上積みされ、2倍以上になった。また、男
性が4523人なのに対して、たばこを吸わない割合が高い女性では1万434人となった。
担当した国立がん研究センターの片野田耕太室長は「社会全体で受動喫煙を防ぐ方法を
考える必要がある」と述べ、法規制等を提案した。
受動喫煙による年間死亡数の推計○
肺がん 2,484人
虚血性心疾患 4,459人
脳卒中 8,014人
乳幼児突然死症候群 73人
合計 約15,000人
(上記記事は、週刊保健衛生ニュース平成28年6月20日発行第1863号や
新聞記事をもとに作成)
3【情報提供】災害時のオーラルケア方法(サンスター)
長引く避難所生活でおろそかになりがちな口腔ケア。サンスターは、阪神大震災で多くの
社員が被災した経験から、具体的な口腔ケア方法をウェブサイトで公開している。
詳細はこちら▼
http://jp.sunstar.com/bousai/top.html
4【情報提供】受診率向上に参考となる資料
(1)がん検診受診率向上施策ハンドブック(厚生労働省)
実施主体が異なるがん検診と特定健診の同時実施を推進するため、厚生労働省は都道府県
等に対し「がん検診受診率向上施策ハンドブック」を情報提供した。
特定健診との同時実施、医師会との連携、協会けんぽとの連携など効果的な方法や好事例
をまとめており、市町村だけでなく、職域でも活用できる内容となっている。
詳細はこちら▼
http://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/handbook_web_0224.pdf
(2)個人の予防・健康づくりに向けたインセンティブを提供する取組に係る
ガイドライン(厚生労働省)
今回のガイドラインでは、個人の取組みを保険者や市町村、企業などが促す際に公的医療
保険制度の趣旨などに照らして留意すべき点を示すとともに、健康づくりの様々な推進方
策を提案した。取組み事例としてグラクソ・スミスクライン健保組合、全国健康保険協会
の大分支部、静岡県藤枝市のケースを添付している。
詳細はこちら▼
http://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000124579.html
5【お知らせ】7月8日 患者・家族集中勉強会 肺がん編(再掲)
静岡がんセンターでは、現在がんと向き合っている患者さんとその家族の方を対象に集中
勉強会を開催します。この勉強会は、患者さんとご家族の方が、「今」まさに直面してい
る問題について正しい知識を持ち、病気に立ち向かっていただけるように各分野の専門家
がお手伝いすることを目的に行うものです。
今年度は「肺がん」をテーマに、最新の情報や問題解決方法について共に学んでいきます。
受診先の医療機関が静岡がんセンターでなくても参加できます。また、医療従事者や検診
担当者の方も参加可能です。参加費無料、7月7日(木曜日)17時まで申込みを延長しますの
で、ぜひご参加ください。
(1) 日 時 7月8日(金曜日)12時55分~16時50分(12時10分受付開始)
(2) 場 所 静岡がんセンター研究所 しおさいホール
(3) 対象者 がん患者さんとそのご家族
(4) 内 容
12時55分~ オリエンテーション
13時00分~ 「肺がんとは?(総論)」 呼吸器外科部長 大出泰久
13時30分~ 「肺がんの検査と診断」 画像診断科部長 遠藤正浩
13時50分~ 「肺がんの手術療法」 呼吸器外科医長 井坂光宏
14時10分~ 「肺がんの手術におけるリハビリテーション」
リハビリテーション科部長 田沼明
14時30分~ 休憩
14時40分~ 「遺伝子情報に基づいた肺癌治療の展開にむけた取り組み」
新規薬剤開発・評価研究部 主任研究員 芦澤昌邦
14時55分~ 「肺がんの抗がん剤治療」 呼吸器内科部長 高橋利明
15時25分~ 「静岡がんセンター作成の情報について」
疾病管理センター看護師長 廣瀬弥生
15時40分~ 休憩
15時50分~ 「肺がんの放射線治療・陽子線治療」 放射線治療科部長 原田英幸
16時10分~ 「肺がんの治療と日常生活」 がん化学療法看護認定看護師 横山弘一
16時30分~ 患者家族支援センターについて
「患者家族支援センターで受けられることなど」
患者家族支援センター初診・入院支援室長 遠藤久美
「緩和ケアセンターのしくみと受けられるサービス」
副看護部長兼患者家族支援センター緩和ケア室GM 篠田亜由美
16時50分 閉会
(5) 申込み方法
下記のいずれかの方法で、参加者名・連絡先を明示して事前にお申込みください。
院内での申込み:あすなろ図書館、よろず相談、専門外来に申込用紙があります。
はがきでの申込み:〒411-8777 駿東郡長泉町下長窪1007
静岡がんセンター疾病管理センター 集中勉強会係
FAXでの申込み:055-989-5557(直通)
メールでの申込み:shippei-kanri@scchr.jp
(6) 申込み締切 7月7日(木曜日)17時 必着
お申込みいただいた時点で受付完了とさせていただきます。
駐車場に限りがありますので、公共交通機関をご利用ください。
患者家族集中勉強会に関するお問合せは、疾病管理センター廣瀬までどうぞ。
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静岡県立静岡がんセンター疾病管理センター
e-mail:sccnet-kanri@scchr.jp
TEL:055-989-5222(内線2118)
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お問い合わせ
がんセンター局マネジメントセンター県庁駐在
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2983
ファックス番号:054-221-2618
メール:info@scchr.jp
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