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(Scc-netNo.13)
がん対策ネットワーク2016年10月15日配信号
こんにちは。静岡がんセンター疾病管理センターの日吉です。
がんセンター発(10月15日号)をお届けします。
------★目次★--------
111月22日「出張がんよろず相談(富士市)」のお知らせ
212月13日「患者・家族集中勉強会大腸がん編」のお知らせ
3がん対策に関する行政評価・監視:がんの早期発見、診療体制及び緩和ケアを中心と
した結果に基づく勧告(総務省)
4がん検診受診率等ワーキングの報告書まとまる:市町村間比較は国保被保険者対象に
算定
5患者申出療養評価会議で届出技術を審議:難治胃がんの併用療法で初の承認
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111月22日「出張がんよろず相談(富士市)」のお知らせ
静岡がんセンターでは、県内各地域に出向いてがんに関する様々な相談に応じる出張がん
よろず相談を年間9回予定しており、今回で6回目となります。
相談には医師、看護師、ソーシャルワーカー等が丁寧に相談者のお話を伺い、治療に対す
る疑問や患者を看取る家族の不安、生活に関することなど幅広い相談内容に応じています。
参加費は無料ですので、お気軽にご相談ください。
(1)日時11月22日(火曜日)13時~16時
(2)場所富士市フィランセ(富士市本市場432-1)
(3)申込み事前予約制で先着5組までとし、定員になり次第締め切ります。
開催市在住でなくても相談をお受けいたします。
受付期間:10月31日(月曜日)~11月11日(金曜日)まで
受付時間:8時30分~17時(土日・祝日を除く)
予約・問合せ先:出張がんよろず相談予約専用ダイヤル
電話055-989-5392(予約期間のみ開通)
212月13日「患者・家族集中勉強会大腸がん編」のお知らせ
静岡がんセンターでは、現在がんと向き合っている患者さんとその家族の方を対象に集中
勉強会を開催します。この勉強会は、患者さんとご家族の方が、「今」まさに直面してい
る問題について正しい知識を持ち、病気に立ち向かっていただけるように各分野の専門家
がお手伝いすることを目的に行うものです。今回は「大腸がん」をテーマに、最新の情報
や問題解決方法について共に学んでいきます。
(1)日時12月13日(火曜日)12時55分~16時30分(受付開始12時10分)
(2)会場静岡がんセンター研究所しおさいホール(駿東郡長泉町下長窪1007)
(3)対象大腸がん患者さんとそのご家族
(4)参加費無料
(5)スケジュール
12時55分~オリエンテーション
13時00分~「大腸がんとは?(総論)」大腸外科医長山口智弘
13時30分~「大腸がんの検査と診断、内視鏡的治療」内視鏡科副医長伊藤紗代
14時00分~「大腸がんの手術療法」大腸外科医長塩見明生
14時30分~「大腸がん術後の日常生活とストーマ管理」
看護部看護師長/皮膚・排泄ケア認定看護師西島安芸子
15時00分~休憩
15時10分~「大腸がんの抗がん剤治療」消化器内科医長山崎健太郎
15時40分~「大腸がんの治療と日常生活(抗がん剤治療の副作用対策を中心に)」
化学療法・支持療法センター看護師長/がん化学療法看護認定看護師中島和子
16時10分~「大腸がんの治療と食事」管理栄養士青山高
(6)申込み方法
下記のいずれかの方法で、参加者名と連絡先を明示して事前にお申込みください。なお、
申込みをいただいた時点で「受付完了」とさせていただきます。
FAX055-989-5557(直通)
はがき〒411-8777駿東郡長泉町下長窪1007
県立静岡がんセンター内疾病管理センター集中勉強会係
E-mailshippei-kanri@scchr.jp
(7)申込締切12月6日(火曜日)17時必着
(8)来院に関してのお願い
駐車場に限りがありますので、公共交通機関をご利用ください。
(9)問合せ先静岡がんセンター疾病管理センター(廣瀬)
TEL055-989-5222(内線2119)
3がん対策に関する行政評価・監視:がんの早期発見、診療体制及び緩和ケアを中心と
した結果に基づく勧告(総務省)
総務省は9月30日、がん患者及びその御家族の視点に立ったがん対策を推進する観点か
ら、「がん対策推進基本計画」等に基づく各種対策の実施状況を調査し、その結果を取り
まとめ、必要な改善措置について厚生労働省に勧告を行いました。改定作業中の新しいが
ん対策推進基本計画への反映を求めたのに対し、厚生労働省は前向きに対策を講じるとし
ています。
なお、今回は17都道府県を抽出して2012~2014年度の状況を調査したもので、静岡県は調査対象に含まれていません。
<主な勧告内容>
(1)がんの早期発見
・次期基本計画等において、コール・リコールの徹底を明記
・正確かつ比較可能な受診率の統一的な算出方法の在り方を検討
・都道府県に対し、精度管理・事業評価の実施を徹底
(2)拠点病院の診療体制の整備
・国及び都道府県による実地調査の導入等による、指定要件の充足状況の確認の厳格化
(例:緩和ケアチームの専従看護師の未配置、相談支援センターの専任相談員の未配置等)
(3)緩和ケアの推進
・拠点病院に求められる緩和ケアの徹底
・拠点病院の医師への受講指導の徹底及び緩和ケアマップ掲載病院等への受講勧奨の促
進
詳細はこちら▼
http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/107650.html
4がん検診受診率等ワーキングの報告書まとまる:市町村間比較は国保被保険者対象に
算定<週刊保健衛生ニュース(第1878号10月3日発行)より抜粋>
厚生労働省の「がん検診受診率等に関するワーキンググループ」は、市町村間と保険者間
で比較可能ながん検診受診率の算定方法などを盛り込んだ報告書をまとめた。市町村間で
比較可能ながん検診受診率の算定方法について、分母に国保被保険者、分子に市町村事業
の受診者のうちの国保被保険者を用いることが妥当としている。当面はこれを第1指標に
全国同一の方法で各自治体の受診率を比較、評価し、受診率向上とがんの死亡率減少につ
なげる。
国保を対象とした算定法を第1指標とするが、これだけでは国保被保険者の受診率向上の
みが評価されるおそれがあるため「第2指標としては、地域保健・健康増進事業報告にお
ける、がん検診受診率を参考にすべきである」とした。
市町村事業の受診率は現在、基本計画の評価指標として用いている「国民生活基礎調査」、
実数による唯一の算定法である「地域保健・健康増進事業報告」、国立がん研究センター
の「推計対象者を基にした受診率」で報告・公表しているが、この三つの報告は引き続き
実施される。
詳細はこちら▼
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000137853.html
5患者申出療養評価会議で届出技術を審議:難治胃がんの併用療法で初の承認
週刊保健衛生ニュース(第1878号10月3日発行)より抜粋
厚生労働省の患者申出療養評価会議は9月21日の第3回会議で、東京大学医学部附属病
院を通じて申請のあった新規技術の実施を条件付きで承認した。保険外併用療養費制度の
新たな仕組みとして患者申出療養制度の運用が4月に開始されてから、承認は初めて。極
めて予後の悪い腹膜に転移した胃がんに対する抗がん剤の併用療法で、10月中旬にも告
示され実施可能になる見通し。
患者申出療養は患者からの申出を起点として、安全性・有効性等を確認しつつ、身近な医
療機関で迅速に受けられるようにする仕組みである。承認されると保険診療と保険外診療
を併用でき、保険外の薬剤費等の負担は必要となるが、保険診療部分は全額負担すること
なく3割負担(70歳未満の場合)で済む。
今回申請があった技術は、腹膜播種陽性または腹腔細胞診陽性の胃がんに対する「パクリ
タキセル腹腔内投与及び静脈内投与並びにS-1内服併用療法」。
同療法は既に先進医療で腹膜播種陽性に対し第3相臨床試験が行われているが、患者申出
療養では対象を広げる。先進医療制度下の適格基準では、対象を初発の胃がん症例であっ
たのを再発を含む胃がん症例とし、年齢も20歳以上75際未満であったのを85歳未満と
する。第3相試験は期間が今年11月までであるため、終了後の患者30例程度も患者申
出療養の対象となるとみられる。東大付属病院では患者申出療養で100例程度の実施を見
込んでいる。
(参考)静岡県の患者申出療養相談窓口は下記の2か所です。
浜松医科大学医学部附属病院医療福祉支援センターTEL053-435-2772
静岡がんセンターよろず相談TEL055-989-5710
詳細はこちら▼
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000137317.html
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静岡県立静岡がんセンター疾病管理センター
e-mail:sccnet-kanri@scchr.jp
TEL:055-989-5222(内線2118)
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お問い合わせ
がんセンター局マネジメントセンター県庁駐在
〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6
電話番号:054-221-2983
ファックス番号:054-221-2618
メール:info@scchr.jp
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