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ホーム > くらし・環境 > ユニバーサルデザイン > 静岡県ユニバーサルデザイン・トップページ > ふじのくにUD特派員トップページ > 2016年度UD特派員の活動記録 > 国立天文台その5

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更新日:平成28年10月13日

国立天文台「UD天文教育研究会」の5

UD特派員3期生の入嵩西ももとです。

今回は、先日参加した「ユニバーサルデザイン天文教育研究会~教材研究ワークショッププログラム~」で紹介された本についてお話します。

国立天文台24国立天文台25

その本は、この研究会で、国立民族学博物館准教授の広瀬浩二郎さんが講演してくださった際に、紹介された本です。

「小学館版学習まんが人物館イ・ブライユ」という点字を発明した方の一生が書かれた本です。

 

紹介された、広瀬浩二郎さんは、全盲の視覚障害者です。

彼は、「世界は点でできている」「点は線となり面となって世界を動かす」ということをルイ・ブライユに教わったといいます。

彼は13歳で目が見えなくなり、点字にさわって本を読み、知識を増やしました。初めて書いたラブレターも点字だったそうです。

最初に点字に触れた時、「こんなブツブツを読めるわけない」と感じたそうです。

しかし同時に、ブツブツが指先をくすぐる心地よい感覚も鮮明に記憶しているといいます。

やがて、点は文字へ、さらには文へと変化し、彼に学びと楽しみをもたらしました。

 

彼の支えてなっている、ルイ・ブライユは、1人で点字を発明しました。目の見えない人が1人で簡単に読み書きできる文字として点字を考案しました。

ブライユが点字を発表してから約200年、世界中の視覚障害者が点字を通じて「触識」を獲得してきました。

点字使用者個々人の点は線となり面となって世界をうごかしました。

 

本書のカバーに掲載されているフランス国旗に触れてみましょう。フランス国旗の青、白、赤は自由、平等、友愛を象徴すると言われています。

しかし、目の見えない人には青、白、赤を認識することができません。

この事実が端的に物語るように、自由、平等、友愛を求めて「市民」が決起したフランス革命においても、目の見えない人(障害者)は忘却されていました。

しかしルイ・ブライユは、視覚障害の自由、平等、友愛の実現のために一生を捧げました。色は見えなくても、手触りの違いで国旗を理解することができます。

本書では、青を車線、白を無地、赤を点々で表示しました。斜線は勢いよく伸び、縦にも横にも柔軟に対応する「自由」を、無地はどこまでも平らで、滑らかに広がる「平等」を、点々は小さな突起が集まって結束し、静かに燃える情熱的な「友愛」を表しています。

文字が読み書きできる自由を、目が見える・見えないに関係なく社会に参加する平等を、自分と同じハンディを持つ仲間や後輩のために努力を続ける友愛を示し、表紙の「さわる国旗」にはブライユの思いが凝縮されています。

このように、ブライユは、しなやかな発想力としたたかな創造力で、点字を作り出しました。

 

広瀬さんは、「ブライユの業績は、視覚障害の世界にとどまるものではない。だから、点字の登場をもう1つのフランス革命と称するのは不十分であろう。ルイ・ブライユは真の自由、平等、友愛を具現したフランス革命の大成者である」と述べていました。

この本は、ルイ・ブライユという偉人を多角的・立体的に紹介しており、「読んで」「触って」「楽しめる」伝記です。

是非、表紙のカバーに注目しつつ読んでみてください。

 

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くらし・環境部県民生活局県民生活課

〒420-8601 静岡市葵区追手町9-6

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ファックス番号:054-221-2642

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