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更新日:令和2年9月14日

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難波副知事コラム

第97回『津波に対する備え』

ようやく秋の空気になってきました。写真のとおり、静岡市内からも南アルプスがよく見えるようになってきました。左から、聖岳、赤石岳(写真中央)、荒川岳、塩見岳などが見えます。荒川岳(悪沢岳)は静岡県庁から直線で約60kmのところにありますが、意外に近くに見えます。この北側の地中をリニア中央新幹線が通る計画です。

 

 

さて、9月10日、久しぶりに県内の社会資本整備の現場を訪問しました。静岡県は「命を守る危機管理」を最重要政策としています。新型コロナの下においても、防潮堤の整備を着実に進めていく必要があります。

 

まず、焼津漁港です。どこにどのような型式の防潮堤を設置するかで、長年、地域の皆様と対話を進めてきました。昨年度末、合意が得られたことから、焼津漁港の岸壁背後に高さ2m程度の防潮堤建設が始まりました。魚のまち・みなとまち焼津において、防潮堤によって、まちから海・港が見えなくなってしまうという懸念がありました。そこで、防潮堤に厚いアクリル板を入れることにしました。アクリル板は水族館の大型水槽の水圧を支える透明の窓と同じもので、水圧に対する強度があります。

 

現在、最初の約90m区間が完成しました。写真のとおり、まちの中からアクリル板を通して海・港の様子が見えます。どのくらいの間隔でどういう形のアクリル板を入れるかなど様々な検討を行いました。地元の皆様にも大変評判が良いようです。今後、まちの中に防潮堤を設置する際の一つのモデルになると思います。

 

 

 

次は、浜松の防潮堤です。延長約17.5km天竜川河口から浜名湖今切口までの防潮堤本体が完成しました。CSG(Cemented Sand and Gravel)工法により築造されています。ただの土の盛土ですと、津波によって堤体が崩れる恐れがあります。コンクリートで固めるとコストや景観の点で問題があります。様々な検討・研究により、津波に対し強度を持ち、コストも安く景観も良いCSG+盛土工法を編み出しました。この規模のCSGによる防潮堤は、世界的にも類を見ないもので、先進事例と言えます。これによる被害の低減効果は絶大です。レベル2という1000年に一度級の津波に対して、宅地浸水面積を約8割低減、宅地浸水深2m以上の範囲を98%低減します。

 

 

 

写真は意図的にCSG部分を表面に露出させている部分です。金槌で叩くと、その微妙な固さが実感できます。この工法の開発と工事に携わった県職員も、多額の寄付をくださった方々に深く感謝するとともに、安全安心を提供できることを喜んでいます。防災面だけではなく、人々の憩いの場としても人気の場所になりそうです。防潮堤の上から見る、季節により変わる朝日夕日は絶景です。

 

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天竜川河口から浜名湖の今切口までの間で、ハード対策として残るのは馬込川部分です。ここについても、様々な方の御協力と知恵をいただいて、財源と工法が確定しました。写真は馬込川河口から上流を見たところですが、橋の手前(河口側)に水門を設置します。御寄付をいただいた方々のお気持ちに応えられるよう、県職員が知恵を絞り、コストと工期を低減した工法を採用しました。3月に着工し、完成までこれから7~8年がかかりますが、一日も早く完成させ、安全安心を感じられるようにしてまいります。写真は、浜松土木事務所や県の交通基盤部の職員ですが、「これからも知恵を絞り、汗をかき、県民の皆様の安全安心の確保のため使命感を持って頑張ります。」とのことでした。

 

 

 

 

 

 

 

バックナンバー

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第95回 『コロナ後の社会(その3)…新たな共感・共創社会づくり』
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コラムバックナンバー(第1回~第60回)

 

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