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ホーム > 県政情報 > 県政総合 > ようこそ副知事室へ > 副知事 出野勉 > 出野副知事コラム > 第3回『本県における多文化共生の取組』

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更新日:令和4年5月18日

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出野副知事コラム

第3回『本県における多文化共生の取組』

県内企業、団体をはじめ多くの県民の皆様に、新型コロナウイルス感染症に関してマスク、アルコールをはじめとした衛生資材の提供や患者搬送用車両の無償貸与、支え合い基金への寄附など、様々な御協力をいただき本当にありがとうございます。心よりお礼申し上げます。皆様のお気持ちをしっかりと受け止め、有効に活用させていただいております。

 

さて、県では、多文化共生社会の実現に向けて、様々な取組を進めているところですが、県内にお住まいの外国人の皆様も、新型コロナウイルス感染症の流行や、これに伴う生活の変化など、日々の暮らしに対しとても不安に感じていらっしゃると思います。今回は、新型コロナウイルス感染症に関して、県内にお住まいの外国人の皆様への取組について御紹介します。

 

現在、県内にお住まいの外国人県民は約10万人、本県の経済や地域社会を支える一員となっています。新型コロナウイルスの感染症の影響に対する国や地方自治体の各種支援策については、外国人県民の皆様も対象となっているのですが、日本語に不慣れな方もおり、こうした支援策が十分に行き届かないこともあるのが現状です。

静岡県では、各種支援策のほか、新型コロナウイルスの感染予防や、在留許可等の最新情報を、外国人県民の皆様に届けるため、SNSや県のホームページにより多言語で発信しています。

また、新型コロナウイルスに関する外国人県民の皆様の様々な心配事は、静岡県多文化共生総合相談センター「かめりあ」や県内市町で設置している外国人相談窓口において、相談に応じています。

相談内容としては、特別定額給付金等の生活資金等の相談が多く寄せられています。一方で、心配事を抱えた方すべてが相談に来られるわけでもありません。

そこで、日々の生活で不安に感じていること、雇用・労働環境の変化などについての影響を把握するため、ブラジル人、フィリピン人を対象に、できるだけ簡単に回答できるよう、インターネットを活用したアンケート調査を6月に実施しました。

この調査では、317人からの回答を得ました。調査の結果は、外国人県民の皆様からいただいた貴重な生の声です。7月末までには県のHPで公表した上で、これを活かした施策を早急に実施していきたいと考えています。

 

これら新型コロナウイルスに関する対応のみならず、県では、多文化共生施策の推進を重要施策に位置づけ、全庁を挙げた取組を進めています。

その一部を御紹介しますと、取組を進めるスローガンとして「言葉の壁のない静岡県の実現」を掲げています。日本人県民の皆様も、ご近所の外国の方や観光で来られた外国の方と話すとき、「英語やその方の母国語で話さなければ」と身構えずに、「やさしい日本語」でぜひ話してみてください。

「やさしい日本語」とは、例えば、「氏名を記載してください。」は「名前(なまえ)を書(か)いてください。」と、日本語能力が十分でない外国人にも理解できるよう、配慮した日本語のことです。

昨年度、県が外国人県民対象に実施した調査によると、約7割の方が「相手が日本語をゆっくり話せば理解できる」レベル以上であると回答しています。訪日観光客も日本に興味を持っているので、「日本語で話しかけられるとうれしい。」と感じる方が多くいらっしゃると思います。

 

本県では、「外国人よし、地域よし、企業よし」の令和の時代にふさわしい三方よしの多文化共生社会の実現を目指しています。本県が、外国人県民の皆様にとって、快適に暮らし、能力を発揮できる場となり、ひいては地域や企業にとってもプラスとなるよう、県民の皆様の御協力をお願いいたします。

「やさしい日本語」については、下記ページをご覧ください。

 


やさしい日本語使用への取組

 

 

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