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更新日:令和4年5月18日

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出野副知事コラム

第6回『東京2020オリンピック・パラリンピック開催に向けた新たな出発について』

みなさま御存知のとおり、今夏に開催が予定されていた東京2020オリンピック・パラリンピックは、新型コロナウイルス感染症の世界的な拡大により、本年3月下旬、1年程度延期されることとなりました。1900年代前半、戦争の影響を受けオリンピックの開催が中止されたことはありましたが、「延期」されるというのは史上初のことです。東京2020オリンピック・パラリンピック自転車競技の本県開催に向け着々と準備を進めていた我々も、この決定には大きな衝撃を受けました。

 

新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、世界は大きく変わろうとしています。来年に延期された、東京2020大会も今までどおり開催するわけにはいきません。コロナ対策を万全にし、選手はもとより、観客、ボランティア、その他関係者にとって、安心・安全な大会運営が必須となります。

今回は、1年延期になった東京2020オリンピック・パラリンピック自転車競技に関する本県の取組状況について御紹介します。

 

オリンピックは、言わずと知れた世界最大のスポーツイベントで、FIFAワールドカップ、ラグビーワールドカップとともに、世界三大スポーツイベントとも称されています。本県では、2002年のFIFAワールドカップ日韓大会、昨年のラグビーワールドカップ2019に続く開催となり、これで、世界三大スポーツイベントをすべて開催することとなります。

 

東京2020大会の競技日程ですが、オリンピックは、2021年7月23日から8月8日の間、パラリンピックは8月24日から9月5日の間と決定しました。また、去る9月28日には聖火リレーの日程が決定され、さらには、本県で開催される自転車競技についても出場内定選手が決まるなど、我々としても新たに目指すべき“本番”に向けての目標が定まったところです。

県では、大会延期によってプラスされる準備期間をチャンスと捉え、大会運営、おもてなし、機運醸成など各業務に係る課題を再度確認し、県内市町や関係団体と一丸となり、新たな気持ちで万全の準備を進めています。

 

新たなスタートのキックオフとして、オリンピック開会の1年前となる7月23日からパラリンピック閉会日の9月5日までの間を「東京2020大会に向けた新たな出発期間」と位置づけ、新型コロナウイルス感染症への対応を念頭に、自転車競技の会場となる伊豆半島や東部地域で、「新しい生活様式」を取り入れた「サイクリングWEBスタンプラリー」を実施しました。県内外から、サイクリストをはじめ、お子さんからシニアまで、老若男女問わず、約1,000人もの方々に御参加いたただき楽しんでいただきました。

 


「サイクリングWEBスタンプラリー」

また、8月8日にはトラック競技の会場となる伊豆ベロドロームにおきまして、森喜朗大会組織委員会会長、橋本聖子東京オリンピック・パラリンピック競技大会担当大臣、伊豆半島や東部地域の各市長、町長及びボランティアの皆様などに御参加いただき、トラック・レース代表内定選手の激励会を開催しました。

 


伊豆ベロドローム全景

このようなプレイベント実施することで大会の盛り上げにつなげていくとともに、イベント運営を通じて、来場者の皆様への事前の体調管理や検温の意識づけ、当日の会場での距離の取り方、手指消毒ポイントの設置場所や消毒に要する時間の把握、コロナ患者発生時の医療機関との連絡調整方法などを確認し、マニュアルの再検討、修正を行い、大会本番で安心・安全な運営ができるよう精度を上げていきます。

ところで、自転車競技の魅力は、なんといってもそのスピード感です。例えば、ロードレースでは直線の下りになると、時速100kmを超えることもあります。高速道路での車と同じくらいのスピードが出るわけですから、まさに風のようにあっという間に観客の目の前を通り過ぎていきます。特に、東京2020大会では、世界遺産「富士山」の周辺という美しい環境の中で世界最高のレースが見られる、またとない機会となります。ロードレースは一般道を走行するため、沿道から観戦、応援することができます。チケットを購入されていない方も、オリンピック・パラリンピックを身近に感じていただける絶好のチャンスですので、美しい景観と、選手たちの圧倒的な迫力や力強さを、3密を避けながら、ぜひ実感していただければと思います。

 


富士山と富士スピードウェイ

オリンピックの自転車競技は、ロード、マウンテンバイク、トラック・レース、BMXの4種、パラリンピックではトラック・レース、ロードの2種があり、競技の種類ごとにそれぞれの魅力があります。

私は、先日、ロードレースのゴールにもなる富士スピードウェイ、マウンテンバイクとトラックの競技会場となる日本サイクルスポーツセンターの両会場の準備状況を確認してきました。

両施設とも、観客席から選手を間近で(本当に手が届きそうなくらいの距離のところもあります。)応援することができ、迫力を十二分に感じられるように作られていました。各国の代表選手たちがこの会場を舞台に世界一を競う姿を想像し、気持ちが大いに高ぶりました。現地では、施設所有者様から大会に向けた準備状況や施設の状況も伺いました。本番を待つばかりの静まりかえった会場を見渡し、東京2020大会組織委員会とともに大会に携わる身として、成功に向け万全の体制で取り組む決意を新たにしました。

 


富士スピードウェイのメインスタンド


日本サイクルスポーツセンター内に設置されたマウンテンバイクコース

私は、スポーツには、する人にも見る人にも、年齢、性別、人種、国籍、言語を超え、ひとつにつながる強い力があると思っています。現在、コロナ禍により世界のいたるところで様々な分断が生じていますが、東京2020組織委員会では、本大会をスポーツの持つ力に重点を置き、人類にとってより明るい未来を作る契機と位置づけています。

開催まで残すところ9ヶ月となりました。静岡県として、引き続き、県内全域で大会成功に向けて盛り上げていき、県民の皆様にとって親しみのある、魅力あふれる最高の大会にするとともに、この大会を一過性のイベントではなくレガシーとして後世に永く伝えていけるよう一丸となって取り組んでまいります。

 

オリンピック・パラリンピック自転車競技の詳細については、以下のリンクをご覧ください。

https://shizu2020.pref.shizuoka.jp/index.html(外部サイトへリンク)

 

 

 

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