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ホーム > 県政情報 > 県政総合 > ようこそ副知事室へ > 副知事 出野勉 > 出野副知事コラム > 第12回『新型コロナウイルス「STOP!誹謗中傷」~“思いやりに満ちたふじのくに”を目指して~』

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更新日:令和4年5月18日

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出野副知事コラム

第12回『新型コロナウイルス「STOP!誹謗中傷」~“思いやりに満ちたふじのくに”を目指して~』

新型コロナウイルス感染症との闘いが1年以上続き、日々のくらしに大きな負担がかかっている中で、県民の皆様におかれましては、感染防止対策の徹底、行動の自粛など、御協力をいただき誠にありがとうございます。

 

国では、2月17日からワクチン接種が始まり、県内でも2月19日から医療従事者向け先行接種が開始されたところです。これから順次対象が拡大されていきますが、県では、速やかな接種を行えるよう市町と連携を密にして準備を進めています。

 

そのような中にあって、クラスターが発生した施設等に対する苦情や、施設の職員の方に関する事実無根の噂の拡散、医療従事者やその御家族、感染者への差別的な対応などが報告されています。

このような状況を一刻も早く解消するため、県は、「STOP!誹謗中傷」アクションとして、昨年8月から「誹謗中傷等の未然防止」、「被害の拡大防止」、「被害者の救済」の3つを柱として取り組んでいるところです。

 

具体的な取組として、まずは、新型コロナウイルス感染症に関する正確な情報を、県民の皆様や報道機関に迅速かつ分かりやすくお届けすることに注力しています。次に、ポスターの掲示、新聞広告や県内テレビ局情報番組での情報発信のほか、誹謗中傷・差別が起こる要因などを説明する動画のYouTubeでの発信といった広報・啓発を行っています。さらに、県民生活センターなどの相談窓口において、様々な事案に速やかに対応できる体制を整えています。

 

また、去る1月27日には、「STOP!誹謗中傷」アクションの一環として、静岡市立豊田中学校で、相手の立場に立って思いやりある行動ができるよう、ユニバーサルデザイン出前講座を開催しました。

この講座では、まず今回新たに作成した小中学生向けの動画「やめよう!コロナ差別」を生徒の皆さんに視聴してもらい、その上で、誹謗中傷・差別をなくすためにはどのように行動すればよいか、グループで話し合ってもらいました。生徒の皆さんからは、「コロナについて正しい知識を持つ」、「ネットの情報を鵜呑みにして安易に拡散しない」、「自分がコロナにかかったら周りの人にどうしてほしいか考えて行動する」、「医療従事者の苦労をテレビなどでもっと伝える」など、様々な意見が出されました。私は、講座を受けた生徒の皆さんの、誹謗中傷や差別をなくすことを他人事ではなく自分事として考える姿勢に対し、大変心強く感じました。

 

 

 

講座で使用した動画は、県公式YouTubeチャンネル(https://youtu.be/7Exju8jbRCQ)で御覧いただけます。かわいらしい動物のイラストが優しく分かりやすく語りかけるものです。ぜひ一度御覧ください。

 

 

豊田中学校の生徒の皆さんの意見にもありましたが、インターネット上で特定の対象に対し、批判やバッシングが殺到する、いわゆる「炎上」が話題になることがあります。

総務省の令和元年度情報通信白書において、ネット上での「炎上」を巡る議論が取り上げられており、この中で、政治・社会系のニュースへのコメント分析では、インターネット利用者のうちのごく限られたユーザー(1%程度)が発信する投稿が炎上を「作り出して」おり、99%の人は炎上に参加しないという研究結果が紹介されています。私は、コロナウイルス感染症についても、これと同様に、ほとんどの人は誹謗中傷に関わっておらず、感染した人や医療従事者の皆様に温かい気持ちを持っているのではないかと考えています。しかしながら、インターネット上に流れ出てしまった情報は、一旦拡散が始まると想像以上のスピードと規模で広がり、これを完全に消し去ることは不可能です。結果として大きな影響が残ってしまいます。

 

 

新型コロナウイルス感染症の県内新規感染者数は、1月後半以降、減少が続き、病床占有率の逼迫も解消しつつありましたが、直近では下げ止まり、又は一部には再び上昇する兆候があり、気を緩めることのできない状況が続いています。県民の皆様には、これまで同様、感染した方や医療従事者の皆様に対する思いやりを持った行動と、正しい知識と情報に基づいた冷静な対応をお願いいたします。

また、もし、皆様の中に、御自身がコロナに関する誹謗中傷を受けて困っている方がおられましたら、ひとりで悩まず各窓口に相談してください。そして、周りに困っている方がいらっしゃいましたら、相談窓口を紹介してくださるよう、お願いいたします。

 

 

 

 

 

 

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