県議会開会日の提案説明
平成13年2月県議会定例会知事提案説明要旨

(健やかに暮らせる社会の実現)

 次に、「健やかに暮らせる社会の実現」であります。

<子育て支援の推進>

 最初に、子育て支援の推進についてであります。

 平成8年3月に策定した「ふじのくにエンゼルプラン」が、策定後5年を経過いたしますことから、今年度、見直しを行っており、3月末を目途に新たなプランを公表してまいりたいと考えております。

 新プランにおきましては、引き続き、保育サービスの一層の充実やファミリー・サポート・センターの設置促進など、仕事と子育ての両立支援を図ってまいりますとともに、子育ての不安などに対応するためのサポート体制の充実や、家庭の教育力の低下や児童虐待の増加などを踏まえた子どもの健全育成対策にも力をいれていくこととしております。

 平成13年度におきましては、子育て家庭の経済的負担の軽減を図るため、全国有数のサービス水準となるよう乳幼児医療費助成の対象年齢の引き上げを行うとともに、多様な保育サービスの実施箇所や地域子育て支援センター設置箇所の拡大、子どもの遊びやふれあい・体験の場の整備を行うなど、積極的な施策展開を図ってまいります。

<男女共同参画社会づくり>

 次に、男女共同参画社会づくりについてでありますが、男女が、互いにその人権を尊重し、社会の対等な構成員として社会のあらゆる分野の活動に参画し、共に責任を分かち合う男女共同参画社会の実現に向けた取組を着実に推進するため、市町村や団体との連携により地域フォーラムを開催するなど、県民意識の高揚に努めてまいります。

<介護保険制度の円滑な運営>

 介護保険制度につきましては、市町村、社会福祉法人の協力を得て、全国で初めて県内統一的に低所得者の範囲の拡大を行い、利用料負担の軽減を図ったところであります。また、「介護保険あんしん相談員」を健康福祉センターに配置し、情報が届きにくい高齢者世帯等への戸別訪問などを行い、制度の周知と介護サービスの利用促進を図ってまいります。さらに、新たに東部、西部地区にも介護機器の常設展示施設を設置し、介護機器の一層の普及に努めてまいりたいと考えております。


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