新型コロナウイルス感染症の世界的な感染拡大により、1年間の延期を経て開催された東京2020オリンピック・パラリンピックの自転車競技が本県で開催されたことにより、自転車競技に対する熱が高まっている中、3月19日(土曜日)、20日(日曜日)の2日間、富士市において、「第1回富士山サイクルロードレース富士クリテリウムチャンピオンシップ」が開催されました。本大会は静岡県自転車競技連盟からの提案で、一般社団法人全日本実業団自転車競技連盟(JBCF)、一般社団法人ジャパンサイクルリーグ(JCL)、日本学生自転車競技連盟(JICF)の3団体による日本ロードレース史上"初"のクリテリウム頂上決戦となりました。私自身も表彰式のプレゼンターとして出席するとともに、白熱したレースを観戦してまいりましたので、富士市の自転車を活用した地域振興の取組と併せて御紹介したいと思います。
大会は、19日に約170名の選手によるチャンピオンシップの予選が行われ、各競技団体からそれぞれ25名の選手が決勝に進出しました。
20日は、ジュニアからマスターズまで男女の一般自転車競技愛好家によるそれぞれのクラスでのレースや、19日の予選において惜しくも決勝に進めなかった選手たちの交流戦を実施した後、メインイベントである富士クリテリウムチャンピオンシップ決勝が行われました。
クリテリウムとは周回型のロードレースであり、今大会では、市役所周辺の市道1.8kmのコースを周回します。そのため、チャンピオンシップ決勝では、75名もの選手が30周するのを、沿道から間近に何度も観ることができ、選手が通過するときの音や風圧を体感することで、非常に迫力を感じました。また、1周ごとにトップが入れ替わる周回型のロードレースの醍醐味も実感しました。
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