《ウ 世界に広がる出会いと連携》

　重点施策の第三は、「世界に広がる出会いと連携」であります。

（総合交通体系の整備）

＜静岡空港＞

　静岡空港につきましては、これまでに本体部の94.1パーセント、周囲部を含めた全体でも80パーセントを超える事業用地を取得しており、全事業用地の取得に向けて、引き続き、全力で取り組んでまいります。また、建設工事につきましては、本体工事の円滑な推進を図るため、新たに新幹線トンネル防護工事に着手するほか、治水対策やアクセス道路の整備など、本格的な建設工事に取り組んでまいりたいと考えております。

＜道路整備（第二東名自動車道ほか）＞

　次に、道路整備についてであります。

　第二東名自動車道につきましては、御殿場ジャンクション以西において、用地取得が鋭意進められ、本年度末の目標であります用地取得率70パーセントも達成されるものと期待しております。また、トンネルや橋りょうなどの建設工事も県下各地で着手されるなど、順調に事業が進められております。

　中部横断自動車道につきましては、用地取得に向けた調査が進められておりますほか、三遠南信自動車道の「佐久間道路」や伊豆縦貫自動車道の「天城北道路」も、現地調査が行われており、工事着手に向けて大きく前進しております。

　新世紀に向かい、県土の交通基盤となる高規格幹線道路の整備促進につきましては、引き続き、国をはじめ関係機関に強く働きかけるとともに、関連する道路等の整備に努めてまいります。

　次に、地域高規格道路として指定されている「静岡東西道路」の国道1号静清バイパスでありますが、昨年12月に、静岡市昭府1丁目から平和2丁目までの約1キロメートルが「整備区間」に指定され、平成12年度から立体化に向けて整備が推進されることとなります。

＜天城トンネル無料開放、ＴＳＬ料金引き下げ＞

　有料道路「天城トンネル」につきましては、料金徴収期間が満了となりますことから、3月18日からの無料開放に向けて準備を進めております。さらに、ＴＳＬ「希望」につきましても、カーフェリー料金の引下げや伊豆新世紀創造祭開催期間中の特別割引を実施するなど、観光を中心とする伊豆地域の振興や地域住民の利便性の向上に努めてまいります。

＜海の祭典＞

　次に、本年7月に開催する「第15回海の祭典」につきましては、会場となります6地区すべてに「地区実行委員会」が設立され、実施計画の策定作業を進めるなど、開催準備に万全を期しているところであります。

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