県議会開会日の提案説明
平成12年6月県議会定例会知事提案説明要旨

【1.経済見通し】

 ただいま提出いたしました議案の概要を御説明申し上げますとともに、当面する県政の課題について、所信の一端を申し述べたいと存じます。

 我が国経済は、最近の政府の発表によりますと、平成11年4月を「景気の谷」として長期の不況から脱し、景気が改善方向にあるものとされており、平成11年度の実質国内総生産も3年ぶりのプラスに転じ、0.5パーセント成長を実現したところであります。

 このような中で、政府の6月の月例経済報告によりますと、景気は、厳しい状況をなお脱していないが、緩やかな改善が続いており、各種の政策効果やアジア経済の回復などの影響に加え、企業部門を中心に自律的回復に向けた動きが徐々に強まってきているとされております。

 県内経済につきましても、個人消費は回復感の乏しい状態が続いているものの、企業の生産が増加し、設備投資の下げ止まりなどもみられ、景気は緩やかな改善を続けております。


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