県議会開会日の提案説明
平成13年9月県議会定例会知事提案説明要旨

ウ 世界お茶まつり

 次に、開催まで、あと10日となった「世界お茶まつり」についてであります。

 世界13か国の銘茶と文化を紹介するフェアや日本茶の発展と交流の歴史をたどる企画展示、国内外の研究者による「歴史・文化」、「効能」など分野別の研究発表、世界最大級の茶関連産業メッセの開催など、趣向を凝らした様々なプログラムを準備するとともに、多くの県民の皆様が、緑茶のすばらしさを楽しみながら体験できる場なども用意しております。この「世界お茶まつり」を通して、緑茶の文化・学術・産業の一層の発展を目指し、多彩で貴重な情報を国内外に発信してまいります。

 なお、9月4日には、世界緑茶協会が発足したところでありますが、多くの賛同者に会員として加わっていただき、この「世界お茶まつり」の成果を継続的に発展させてまいりたいと考えております。

 

エ 駿河湾深層水の総合利用

 次に、駿河湾深層水の総合利用につきましては、9月19日から試験給水を開始いたしました。試験給水は、駿河湾深層水の周知と民間企業等の商品開発を促進するために、1年間無料で提供いたします。深層水の供給は全国で高知、富山、沖縄、神奈川に次いで5番目となりますが、亜寒帯系深層水の取水供給は全国で初めてであります。今後、駿河湾の深層水を利用した多種多様な商品開発が進み、静岡県発の新たな産業振興が図られることを期待しているところであり、県といたしましては、このための産業支援を積極的に推進してまいりたいと考えております。


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