県議会開会日の提案説明
平成14年2月県議会定例会知事提案説明要旨

<静岡空港>

 次に、総合交通体系の整備についてであります。

 静岡空港につきましては、県議会12月定例会における契約議案の議決を受け、空港本体部の造成工事の第1工区及び第2工区の工事に着手し、また、第3工区についても、本年1月15日に契約し、全域にわたって工事を再開したところであります。これによりまして、本年度末までに、全体の約25パーセントに当たる690万立方メートルの盛土工事が完了する予定であります。

 今後とも、静岡空港に対する県民の皆様の御理解を深めていただけますよう、一層の努力を傾注しながら、空港整備の着実な推進に努めてまいりたいと考えております。


<道路整備>

 次に、道路整備についてであります。

 高速道路の整備を進める日本道路公団など道路関係4公団の民営化のあり方を審議する第三者機関「道路関係四公団民営化推進委員会」が4月に設置される見通しとなるなど、民営化に向けた取組が進んでおりますが、第二東名自動車道は、県内はもとより我が国の経済社会を支える大動脈となるものであり、また、東海地震等の災害時には代替路として重要な役割を担うものでありますので、その早期整備は急務であります。

 このため、県といたしましては、あらゆる機会をとらえて、第二東名自動車道や中部横断自動車道の建設を中止することのないよう、国及び関係機関に働きかけてまいる所存であります。


<太田川ダム>

 次に、太田川ダムについてであります。

 これまでに事業用地の取得を完了したほか、付替道路につきましても、ダムサイト上流までの区間が開通し、ダム周辺の整備が整ってまいりましたことから、1月18日にダム本体工事の入札を行い、太田川流域の洪水被害の軽減と遠州地域の水道用水確保を目指し、ダム本体の本格的な工事に着手してまいりたいと考えております。


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