県議会開会日の提案説明
平成14年6月県議会定例会知事提案説明要旨

(12)農業の振興

 次に、農業の振興についてであります。

ア BSE関連対策

 まず、(うし)海綿状脳症、いわゆるBSE関連対策でありますが、昨年9月の我が国で初めてのBSE発生以来、様々な対策を進めてまいりました結果、本年5月13日に4頭目のBSEの感染が確認されましたが、大きな混乱は発生しておりません。

 一方、牛肉の価格はいまだ十分な回復が見られず、大家畜経営農家は厳しい経営が続いており、早急な対策が求められております。

 このため、県といたしましては、去る5月30日、専決処分により、昨年度創設した大家畜経営維持資金の償還期間を延長するとともに、BSE対応畜産経営安定資金への利子補給制度を創設し、大家畜経営農家への支援を強化することといたしました。

 しずおか地産地消推進運動

 また食品に対する安全、安心への関心が高まる中、身近な消費者である県民の皆様から県産品に対する支持と理解を得て、生産者が自信と誇りをもって生産することにより、静岡県の美しい自然と豊かな食文化を守り、健康で安心に暮らせる「魅力ある"しずおか"」づくりを進めるため、生産から消費に至る各団体との協働による「しずおか地産地消推進協議会」を8月に設立し、県民参加による「しずおか地産地消推進運動」を展開し、生産者と消費者の顔の見える関係づくりを進めてまいります。


県議会開会日の提案説明 トップへ