県議会開会日の提案説明
平成14年9月県議会定例会知事提案説明要旨

【2.経済見通し 】

 はじめに、我が国経済についてでありますが、政府の9月の月例経済報告では、景気は、一部に持ち直しの動きがみられるものの、環境は厳しさを増しているとされ、先行きについても、アメリカ経済等への先行き懸念や、我が国の株価の下落など、国内需要が下押しされる懸念が強まりつつあるとされております。

 県内経済につきましても、海外需要の動向を受けて輸出が持ち直し傾向にあり、在庫調整の進展も続くなど、景気は下げ止まりつつありますが、個人消費は一部に明るい動きはあるものの低調であり、雇用情勢も依然として厳しい状況が続いております。

 こうした中、政府におきましては、「経済財政運営と構造改革に関する基本方針2002」を早期に具体化するとともに、デフレ克服に向け、日本銀行と一体となって強力かつ総合的な取組を行うこととしております。

 県といたしましても、雇用対策や中小企業への緊急支援など、適時適切な対応を図ってまいりたいと考えております。


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