県議会開会日の提案説明
平成14年12月県議会定例会知事提案説明要旨

(3)地震対策の推進

 次に、地震対策の推進についてであります。

 11月は「地震防災強化月間」であり、県民の皆様と県、市町村、防災関係機関が一丸となって地震防災を進めることを目的に、「『東海地震』 今こそ立ち向かおう 全県民で!」をスローガンとして、各地で様々な行事が行われました。

 本年度、県で育成を進めている地域防災指導員も、各地域の自主防災組織で災害図上訓練の指導などを重点的に行い、昨日の「地域防災訓練」でその成果が発揮され、地域の事業所や消防団との協働を図りながら、より実践的な防災訓練の取組が随所で見られました。

 今後とも、地域の防災力の向上を図り、県民の安心安全を最優先に地震対策の一層の推進に取り組んでまいります。

 

(4)犯罪を防ぐ安全社会づくり

 次に、犯罪を防ぐ安全社会づくりについてであります。

 本県における平成13年の刑法犯認知件数は59,556件で、平成12年を若干下回ったものの、本年10月末現在では昨年同期を上回り、再び増加に転じております。

 このように多発する犯罪状況に鑑み、これまで、警察を中心とした活動に頼っていた防犯の分野に、県としても積極的に参画し、犯罪の少ない安全な社会を、県民一体となって構築していくことが必要であると考えております。

 このため、今月中に「防犯まちづくり有識者懇談会」を設置し、各界有識者の方々の御意見も伺いながら、県民一人ひとりの主体的な防犯対策への取組や犯罪に強い都市環境の整備など、ソフト、ハードの両面から効果的な施策を検討してまいりたいと考えております。


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